巻き込まれ召喚なのにチートが無いなんて嘘だろう

奥村 真翔

第1話異世界なんて嘘だろう

これが現実、現実なのだ

いくら嘘であってほしいと願ってもなにも

変わらない、そう嘘だと思ってないと

心が壊れてしまう

目の前の水溜りに目を向けてみると

そこにはとても酷い顔をした男がいた

いや、俺だ、髪は傷んでいて顔やせ細っている

肌荒れ目は死んでいる。

誰が見ても全くの別人だ

そんな自分を見てももうなんとも思わない


「お前さん、生きたくわないか?」


これが俺と爺さんの出会いだった










「よくこそいらっしゃいました勇者様」


とても透き通る声が耳をすり抜けた

ふと、顔を上げると美人と言うには少し幼さが残る顔をした美少女がいた

ん? 勇者? 今勇者と言ったか?


「貴女は誰ですか?」


そんなことを考えていると

後ろの方から男の声がした


「ここは何処ですか?」


少し険しい顔したイケメンがいた


「説明が遅れて申し訳ございません

私はこのエドン王国、私は、第一王女セシリア・

ノーム・エドンです」


するとイケメンが少し安心した様子で自己紹介をし始めた


「ああ、すまない僕は 音村 勇雅でこっちにいるのは」

「妹の 音村 秋葉です!よしくです!趣味は、えーと...料理です!」

「私は 雪水 冬菜です」

「そして俺様が 浦木 仁志だ」

「浦木うっさい」

「ちょっ、俺の扱い酷いくない」


イケメングループが自己紹介が終わると

俺に視線が集まった


この空気で自己紹介するのか

思わずため息が出そうになった

兎に角自己紹介ぐらいしておいたほうがいいだろう。


「沖田 優咲だ」


俺が端的に自己紹介するとまわりから

それだけ?と言う視線がする

悪いか、人見知りなんだよ

などと思っているとイケメンが口を開いた


「自己紹介が終わったしなんで僕たちが

ここにいるのか説明せてくれるかな」

「はい、この世界は貴方がたがいた世界とは異なる世界、イーストと言います

そしてここはイースト大五大陸の東に位置するのがこのエドン王国です

ですが今この国は魔族によって危機に瀕しております

そこで我が国に伝わる勇者召喚の儀式が行わらたの出す.......... .. . ....

.... ... というわけなのです」


話が長い!長いよ、長すぎるよ!

まぁ簡単に言えばテンプレートに魔族に脅かさているこの国を助けてくれと言うわけだ

あとは、長過ぎて覚えてない

そんなこと考えていると、門から ザ・国王

と言った容赦をした人が入ってきた


「そなたらが勇者か」


そのたった一言で改めて国王のカリスマせい

を目の当たりにした。

国王が一歩一歩あるくたびに思わず頭を下げてしまいそうになった

これが国王なのだと再確認させられた

そして国王が玉座に座ると

周りにいた騎士達が跪いた


「よくぞ参った異世界の勇者達よ」


その言葉で自分が異世界に来たのだと実感した。








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巻き込まれ召喚なのにチートが無いなんて嘘だろう 奥村 真翔 @makoto08521

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