第31話 共演
朝から事務所内のレッスン室で、慶がひたすらに新曲のダンス練習に励む。一人手本となるDVDを見ながら汗を流している慶の姿を、後から来た平子が「へえ、やる気になってんジャン~?」と笑った。椅子に座ってエネルギー補給をしていた苓が、「ばかがつくほど、まっしぐらだからねー」と菓子片手に、やる気ない目で平子を見上げた。
「そーね~。でも良かったじゃん~? 苓ちんの望みが叶ってさ~?」
「なーにいってんの。まだふかんぜんなの、これじゃ」
「へいへい。わかってんよ~。それじゃ、オレらもやりますかっと。新人に負けちゃらんねーからさ~?」
「もー、めんどくさいなー」
そう言いながらも、苓と平子は鏡の前で踊る慶の隣でそれぞれのポジションについた。参入してきた二人に負けじと、慶も必死に食らいつく。そうして三時間ほど経って、すっかり息が上がった慶の前に、余裕しゃくしゃくの二人が立つ。
「マジでか、これがプロなのか……」
「意外と体力ねーのな~、アンタ」
「かっこわるいよ、けい。そんなんじゃ、あいどるなんてできないよ? ほら、たちなよ。もっかいおどるよ」
「ちょ、ちょっと待ってくれ、苓! 少し休ませてくれ!」
「だーめ。ほら、やすんだらもっときつくなるよ。だからおきて」
そう言って、寝ころんだ慶の腰を苓がダンダンと踏み付ける。
「いたたたた!? やめてくれ、りょ、りょ、りょー! おいサル、やめさせてくれっ」
「いーな~、苓ちん。オレも踏みて~!」
そうして二人して、慶の腰を折にかかる。
「ぎゃあああ! 悪魔だっ! 悪魔が二人いるっ!」
「おに、だけど?」
「サルなんだけど~?」
「いや悪魔だっ!」
そんな騒々しいレッスン室に、バンっと扉を開けて入ってきた一人の中年女性。黒のタイトスーツに鋭角の眉毛。肌は小麦色で、前髪と後ろ髪を一つにまとめている。彼女の登場に、平子と苓はピッシャっと立ち、敬礼した。
「え……?」
混乱する慶をギロリと睨む、女性。「起立っ」と大声で叫び、「はいいっ!」と慶がマッハで立ち上がった。
「敬礼!」
「はいっ!」
言われるがままに慶が二人の間で敬礼する。
「良し、なおれ」
ほっとしてなおると、「なおり過ぎだ!」とまた女性が威圧的に叫ぶ。
「ぎゃあ!?」
ピシャっと気を付けし、睨む女性を心臓をばくつかせながら慶が見下ろす。
「貴様か、私が出張中に『monkeyshine』に新加入した男は」
「は、はい! 頬月慶と申します!」
「名前は聞いておらん!」
「はいいっ、すみませんでした!」
恐怖で背筋を伸ばす慶の前で、女性が後ろ手に行ったり来たりを繰り返す。
「まったく、社長にも困ったものだ。一号、二号、貴様らが強引にライブ(生放送)で発表したそうだな」
「いちごう、にごう……?」
「私の許可なく口を開くなっ!」
「すみませんっ!」
「一号、貴様も容姿を暴露したそうだな」
「はい! 結成五年の節目に、本当のボクをファンの方々に知って頂きたかったのです、マンマーレ!」
「マンマーレ!? お母さん!?」
「何度も言わせるな!」
「すみませんっ!」
「まあ、一号の容姿変化については然程問題あるまい。だが電撃加入した貴様については多方面から取材が殺到している。良いか、貴様はもう一般人に戻ることは許されない。と同時に、『monkeyshine』のメンバーとしての覚悟を決めてもらう必要がある。申し遅れたが私は『monkeyshine』のチーフマネージャーにして、貴様らの監督者、藤堂世志子だ。これからは私の指示に従って仕事をしてもらう。自分勝手に行動し、『monkeyshine』の規律を乱すようなことがあれば……」
ギロリと睨まれ、ひいいいっ、悪魔が三人!? と内心恐れる慶。コクコクと頷いた。
「貴様ももういい大人だ。言葉にしなくても分かると思うが、特に女性関係についてのスキャンダルはアイドルとしてご法度だ。ここからは貴様に発言を許可しよう。今貴様が懇意にしている女性はいるか?」
「い、いえっ、おりませんっ」
「良し、後十年は誰とも付き合うな」
「えっ!? 十年も……!?」
「無論だ。既に人気も実力もトップクラスの『monkeyshine』に途中加入したと言っても、貴様はまだまだ駆け出しのアイドル。場数を踏んできた二人に比べれば、意識も技術もまだまだ低い。この者らと貴様では、それくらいの差があることをまず認識しろ」
「はい、心得ています!」
「良いだろう。では二号、この者の教育を頼むぞ。色々アイドルのイロハについて教えてやれ」
「承知しました、マンマーレ! すべて僕に任せてくださいっ!」
「サル、お前までっ……」
グータラの平子と苓がここまで背筋を伸ばし、ハキハキと受け答えするサマに、一種の感動すら覚える。
「良し、では今日のスケジュールを発表する。一度しか言わないから、きちんと頭に叩き込むように」
ごくりと息を呑んで、慶は世志子の言葉を待った。
「まず十一時よりプロマイド用の撮影、その後昼食を挟み、十三時より雑誌社のインタビュー、十五時より新曲のレコーディング、十八時より歌番組の収録、二十時より番宣の撮影、二十二時よりラジオ収録、二十四時よりバラエティー番組の収録。帰宅予想時刻はだいたい明け方四時過ぎだろう」
「えええ? 明け方四時? 一体いつ寝れば良いんだ?」
「二、三時間寝られたらイイ方ね」
「二、三時間……すごいな、お前達。毎日こんなハードスケジュールで生きてきたのか?」
「こんさーとまえは、もっといそがしいけど」
「はあ。すごいとしか言えないな」
関心する慶に、「貴様もだ、三号」と世志子がじっと慶を見上げる。
「私が三号……」
「ああ。貴様も『monkeyshine』のメンバーなのだから、これくらいのスケジュール、こなしてもらわねば困る。シャワーで汗を流したら、後は現場マネージャーの指示に従え。後、これからは私のことをマンマーレと呼ぶように。貴様は二号同様、イタリアにいたそうだな。言葉通り、私は貴様らの母親でもある。貴様については、前職を生かしたプロデュースをしていくつもりだ。イタリアンシェフからアイドルへの転身など、他に例がないからな。だから貴様も、他のアイドルとは違う一面を曝け出せ。他とは違う要素が貴様の持ち味になろう」
「他とは違う要素……」
「貴様が『monkeyshine』に貢献出来るよう、私も全力を尽くす」
そう言うと、世志子は足早にレッスン室を出て行った。扉が閉まった途端にどっと力が抜けた。
「すごい迫力だったな、マンマーレ。あれが『monkeyshine』のチーフマネージャー……ミカドとはえらい違いだな」
「帝サマは月島かぐやの個人事務所のチーマネっしょ~? 大手のウチに比べりゃ、ユルユルじゃーん? っていうかヨッシー、新人にも容赦ねーな~。ま、オレらも新人の頃はそーとー扱かれたし、基本は軍隊式の上下関係だから、アンタもヨッシーの前では部下ヅラしなよ~? つっても、前の世じゃ軍人だったんだし、そこら辺は分かってんでしょ~?」
「ああ……」
振り返ると、床に寝そべる平子と、無気力に菓子を食べる苓がいた。
「テレビの前のお前達があるのは、マンマーレのおかげだな」
「おこるとこわいけど、いいおかあさんだよ(モグモグ)。あにうえより、おっかないけど(モグモグ)」
「苓……あの後、英さんとはちゃんと話したのか?」
「うん。もくてきがあるんだったら、あいどるつづけてもいいって」
「目的?」
「けいには、おしえない。りんとれんと、まだなかなおりしてないから(モグモグ)」
「はあ。あの二人とも話さねばな……」
問題山積みの慶が、そっと溜息を吐いた。
それから怒涛のスケジュールをこなし、十八時から始まる歌番組の収録の為、テレビ局の楽屋に入った。王子の衣装に着替え、本番待ちの中、慶は好奇心から楽屋の外をキョロキョロと見まわした。
「オイ次男坊~、あんましトウシロみてーなコトすんじゃねーよ~。オレらが恥ずかしくなんだろ~?」
ドアを盾に外を見ていた慶に、楽屋の奥から平子が注意する。
「わ、わるい! 珍しくてつい……!」
そう言って慶がドアを引いた瞬間、「きゃっ!」と誰かとぶつかった。
「あっ、すまない! ケガはないか!?」
慌てて自分とぶつかってしまった少女の肩に手を置いた。見覚えのある衣装に四人組の少女。ガタガタと慶の手が震える。
「ま、ままままさか……」
「けーい? なにしてるの、はやくはいりな、って、あのこたちは……」
「あーあ。とうとうブッキングしちまった~」
楽屋の外で事故した相手が、「てへへー」と顔を上げた。
「すみません。わたしもちゃんと前を見ていなかったもので」
「コ、ココココココ、コニポン。ンンン!?」
「はい! 鬼っ子アイドル、コニポン。です! てへへ、去年の節分ライブ以来ですね、お兄ちゃん!」
ブウウウウ! と鼻血が噴き出た慶に、「きゃあ!?」とコニポン。の四人が悲鳴を上げた。
「もう、死んでもいい……」
「ごめんね、うちの変態が。君達は今からカメリハでしょ? この変態はボク達で処分しとくから、君達は早くスタジオに向かって」
アイドルに切り替わった苓が、慶とぶつかった青い衣装の少女に言った。
「あ……」
「ん? どうしたの?」
「い、いえっ……! すみません、それでは失礼します」
コニポン。が足早にスタジオへと向かって行った。倒れ込んだ慶を楽屋に引きずり込み、その腰を苓がガンガン蹴る。
「ねー、けい。ほんっとさー、きもちわるいから、そのろりこんやめてくんなーい? ほんっと、はんざいだよー? ぶつかったあいてに、おにいちゃんってよばれただけではなぢふきだすって、そうとうつみぶかいよー? ぼくたったら死刑にするねー」
「苓ちん、死刑だけ漢字表記になってんよ~?」
「うん。だってほんきだもん」
「うわああー!」
慶が感情を爆発させて起き上がった。
「コニポン。とぶつかったー! りったんと喋ったー! 去年、俺がラブゲームで優勝したこと覚えててくれたー!」
「ハイハイ、ロリヲタ全開で幸せそーね~、アンタ」
「ああ! 幸せ過ぎて死ねるっ!」
「じゃー、ぼくがころしてあげるよ、けい」
シャキーンと鬼の爪を伸ばした苓を、「待て待て」と平子が冷静に止める。落ち着かせるために苓に菓子を渡し、悦状態の慶に「はあ」と平子が溜息を吐いた。
「アンタさ~、そんなんでアイドルやってけるワケ~? 今から本番で、コニポン。も一緒のスタジオにいんだよ~? アンタが暴走するよーなコトでもあったら、ヨッシーの責任問題にもなんだからね~。そこら辺気を付けろよ~?」
「コニポン。も一緒かぁ! 俄然やる気が出てきた!」
「オイ、アンタの耳にはコニポン。しか入んねーの?」
呆れた物言いにも、慶の興奮は止まらなかった。
歌番組の収録が始まり、新生monkeyshineが過去のヒット曲をメドレーで歌う。慶を含めた三人体制のパフォーマンスが見る者を魅了する中、本番中のスタジオに様子を見に来た世志子が現れた。スタジオの端で慶と二人を見守る。そこに番組プロデューサーが現れた。
「いやぁ、藤堂さん。あの『monkeyshine』の追加メンバーに、巷で噂になっていたカフェのイケメンシェフを起用するなんて、さすが天下の竜胆社長ですね。やはり目の付け所が違うというか、先見の目を持っているというか。……ですが、あの二人に比べたら、オーラが薄いというか、霞んでしまうというか。所詮、顔だけというような感じもしますがね」
肩にカーディガンをプロデューサー巻きする小太り中年の男が、にやっと笑った。あからさまな挑発と分かっている為、世志子は涼しい顔でいる。
「確かに徳プロデューサーの仰る通りですわ。更に『monkeyshine』を高見へと昇らせる為のアドバイスとして、真摯に受け取らせて頂きますわ」
「あ、ああ……」
面喰った徳を他所に、世志子は何食わぬ顔でスタジオ内の慶に目を向けた。無事パフォーマンスを終え、どこかほっとした様子の慶をじっと見つめる。
「はあ。緊張したぁ……」
出番を終え、自分の席に着いた慶が一人心を落ち着かせる。そんなカメラの前で気を抜こうとした慶を、本番最中、両隣に座る平子と苓が微笑みを浮かべながら太ももを抓る。
「いだだだだっ……」
「うるさいよ、けい。ほんばんちゅうにこえだしたら、だめでしょ?」
「そう、本番中は何があっても笑顔を絶やさずに、ねっ! 三号」
「ううっ」
必死に声を抑えるも、司会者から「どうしたの、慶くん?」と訊かれた。
「いえ! 何でもありませんよ」
「少しだけ緊張してたみたいです。ね? 慶」
平子と苓が笑顔で太ももを抓り、慶もどうにかにっこりと笑う。
「は、はい。緊張、しましたー……」
「そっかー。まだ『monkeyshine』に入って日が浅いもんねー。それより三人とも仲良いんだねー」
暫く司会者とのやりとりが続いた後、二組のアーティストが歌い、遂にコニポン。の出番となった。
(これが生コニポン。の収録風景かぁ。まさか同じ舞台に立つ日が訪れようとはな……)
感慨深いものを心に留めながら、慶がコニポン。のパフォーマンスに酔いしれる。だが次第にPON厨の血が騒ぎ始め、自分がテレビの中の人間だということを忘れてしまった。コニポン。の新曲に合わせ、慶の体が動き始める。あわやの前兆に平子が気づいた。
「オイ次男坊っ、テメー何してんだよ?」
こそっと注意するも、あわやは刻一刻と迫っていた。そうして遂にサビ部分となり――「ひゃっほーいっ!」
慶のPON厨魂が大爆発。その場に立って、コニポン。の曲に合わせ踊り狂う。
「ちょ、けいっ!? なにやってるの!?」
「オイっ! ヨッシーも観に来てんだよっ!」
制止する二人の声も届かず、慶は踊り続ける。そんな掟破りのイケメンにもコニポン。は動じず、自分達のパフォーマンスを続けた。司会者や他の共演者達が呆気にとられ、スタッフからも一旦収録の中断指示が飛ぶ。
「いや、オモシロイ! そのままあの子を抜き続けろ!」
プロデューサーである徳が命じる。
「はっはー! オモシロイ子じゃないですかー、藤堂さん。どうやら顔だけじゃないみたいですね。あれだけイケメンのアイドルがアイドルオタクなんて、ちょっと他に類がないですよ?」
「ええ。他のアイドルと一緒にしてもらっては困りますわ。コニポン。への並々ならぬ愛情が、彼の他とは違う要素なのですから」
内心、驚きを隠せないものの、他を圧倒するPON厨魂に、そっと世志子が笑った。
そうして本番後、こっ酷く世志子から叱られる慶。楽屋で土下座した。
「……まったく、貴様は演者だということを忘れてまで踊り狂うとは、プロ意識がないにも程があるぞ!」
「申し訳ございませんでしたっ、マンマーレ!」
「まあ、世間に強烈なイメージを植え付けることにはなろうがな」
「それじゃあ、あのままテレビで流すのですか!? あの痴態を!?」
平子が気を付けしたまま、食い気味に訊ねた。
「あわや大惨事ではあるが、その大惨事を逆手にとって貴様をプロデュースしていく方針に切り替えた。今の時代、顔が良くても料理が出来ても、その先に面白みがなければすぐに世間からは飽きられる。その点貴様は、その両方を持って、更にアイドルオタクというギャップまで兼ね備えている。貴様が今日したことは褒められたことではないが、この二人に負けず劣らずの圧巻を持っていることを世間に知らしめることになろう。それで良い。貴様はそのまま己を突き進め、三号」
「へ……?」
顔を上げた慶が目を丸くさせて、世志子を見上げた。
「でもっ、慶があそこまでのPON厨など、世間から引かれないですか?」
「貴様は引いたのか? 一号」
「ひいてない、けど。ひかれたら、けいが……」
素を出した苓に、「ふっ」と世志子が笑う。慶の隣に立つ苓の頭を撫でた。
「相変わらず優しい子よの、お主は」
「え? マンマーレ……?」
世志子の雰囲気が変わり、首を傾げた慶に、「立てよ、次男坊~」と平子が余計な詮索を阻むように手首を引っ張った。
「いだだだだっ! おいサルっ! 締め上げてるっ、手首、締め上げてるぞっ」
「べっつに首じゃねーから平気っしょ~?」
「そういう問題じゃないっ! ホント、謝るから許してっ……!」
ぎゃあぎゃあ騒ぐ慶と平子に、世志子の苛立ちがMAXを迎え、「気を付けっ!」と軍隊式の扱きが二人を叱咤した。
ようやく一日のハードスケジュールを終え、帰宅した時には、既に明け方五時前だった。そのまま慶はリビングのソファに雪崩落ち、死んだように眠った。
朝、起きてきた兄弟とみのりは、寝息をかく慶の寝顔に自然と笑みを浮かべた。
「オイオイ、ホントにアイドルか~?」
「シーだよ、溌。朝方帰って来たみたいだし、寝れる時に寝かせてあげなきゃ可哀想だよ」
「けどよ、慶兄、ワーカーホリックなとこあるから、その内、『寝なくても平気だぞ!』とか言いそうじゃね?」
「言いそうですね、慶さんなら。なるべくお家ではゆっくりして頂かねばです!」
「休みの日でも、何だかんだで家のコトしそうだけどな。まあ、幸せそうに寝てるし、コニポン。の夢でも見てんだろ。いつか共演しても、ボロが出ねーとイイけどな」
「さすがにそれはないんじゃない?」
「ああ、ねえよ! そんなことしたら芸能界追放だろ?」
「慶さんならきっと我慢出来ます!」
そうして笑い合っていた四人が、数週間後、テレビでコニポン。と共演する慶の狂喜乱舞を目の当たりにすることになろうとは夢にも思わず、慶は幸せそうに眠っている。
番組放送日、テレビの前にて――。
みのり:「………」
倖:「こりゃもう、追放確定だろ……」
雅:「まさかここまでとはね……」
溌:「オレら、アイツと同じ血が流れてるんだぜ? 死ねるわー」
倖:(やっぱり桐生のウチの子になろうかな……)
雅:「早まらないで、倖。頬月家であることを恥じる前に僕が慶を……から」
倖:「………」
溌:「……オレは止めねーぜ?」
みのり:「………」
鬼の発生と消滅のメカニズム ノエルアリ @noeruari
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