#3「D」を止めろ
「私、不満があるの・・・」不安そうに桃香が言う。「何?」「さっき
校長が死・・・消去されたじゃない。さっき考えた事を本当に実行したら
私達まで消されるんじゃないの?」「たしかに・・・」不安そうに広貴が
うなずく。「じゃあ、今この時点で消されてたんじゃないか?」「あぁ!」
「なぜなの?」「プロキシィにデータを守られているからさ。」
「ぷろきしぃ?」不思議そうに見つめる2人。「自分が信頼していない
サーバーからの通信をブロックしてくれるプログラムの事を言うんだ。
それを起動しているからミスターDにはばれてないんだよ。」「どうりで
怪しいと思ったぜ。999999人なんてよ。」「それなら思う存分に動き
回れるわね!」「いや、でも1つ弱点があるんだ。僕たちのプロキシィデータ
がばれてももちろんアクセスできないが、それを丸ごとハッキングされれば、
自由に設定したりその情報をかき消したり出来るようになってしまう。」
「何それ怖いよ・・・」「ばれるまでに全てを終わらせるのか!スリルがあるな!」出た。いつも通りのポジティブ思考。自分にも常に前を向けたらなぁ。と
広貴にひそかに憧れている健二。「作戦は?」
・作戦名、コンフィギュレーション・hack
1、大手株式会社「ルート」に潜入。そしてルートの社長をおどし、Dの秘密と
ミスターDの場所を聞き出す。
2、ミスターDに潜入し、コントロール室にあるパソコンを開き、「コンフィギュ レーション」というセンターワールドのデータが全て入ったファイルをハッ キングし、みんなが平等に生きられる様な社会を作る。
「コンフィギュレーションって?※コンフィギュレーションとは、設定、構成、配 置、構造、形状、形態などの意味を持つ英単語の事をいうんだ。」「あっ確かに授業でならった!」「じゃあ早速準備に取り掛かりましょ!」「そだねー!」
「おいおい、そだねーって974年前だろー!」
ついに、僕たちの活動が始まる。
~つづく~
※諸説あります。
コンフィギュレーション・hack おめしまぁ @misirukun
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