番外「化け猫ユエ」

ユエ(呪い師、20代女性)

 ──簡単に自己紹介をしてください。


 ユエ「ユエです。訳あってまじない師をやってますけど、ええと、いいんですか? わたし?」



 ──まあ固いことは言わずに。犬派ですか? それとも猫派ですか? 理由も添えて教えてください。


 ユエ「可愛がるならって意味ですよね?──あんまり、どっちもピンと来ないです」



 ──大切な人はいますか? いたとしたら、なぜその人が大切なのですか?


 ユエ「リールー。リールーだけは、ぜったいになくしたくないですあっ! ちょっと、リールーやめて、そんな震えないで。くす、くすぐったい、ぞわぞわするってば!」



 ──大丈夫ですか?


 ユエ「──はい」



 ──金貨10万枚あったら、何をしますか?


 ユエ「10万枚って、重たいなぁ。少し旅費に持っておいて、あとは王族猫ケトリールの小部屋に放り込んどこうかな」



 ──ここ最近で一番楽しかったことや面白かったことはありますか?


 ユエ「嬉しかったことなら、あります。でも、大事な事だからここでは言わないです」



 ── 悲しかったことはありますか


 ユエ「いいえ。特には」



 ──目の前に傷ついた子供がいるとします。どうしますか?


 ユエ「モノの怪がらみでないなら、特になにも」



 ──見覚えがない異性が声をかけてきました。どうしますか?


 ユエ「人によるなぁ。屋根と食事を用意してくれるなら、考えなくもないですよ」



 ──最後に、このインタビューを読んでいる人にメッセージをどうぞ。


 ユエ「最近おかしな事があるなぁと思ったら教えてください。モノの怪は綺麗さっぱり食べちゃいます。あと


『わたしとリールーの活躍は、アルルさんたちとは別の舞台でお楽しみください。詳しくはこちら!

https://kakuyomu.jp/works/1177354054896395656


って言えって言われたんですけど、あのホタテって人だれですか?」


 ──さぁ、私にはさっぱり。今回はありがとうございました


 ユエ「ありがとうございました。何かおいしいもの食べられるところ知ってますか? お腹すきました」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

アルル、インタビューだって。 帆多 丁 @T_Jota

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ