自分の普通は、いきなり終わる。だから、大切なんだ。

自分にとっての普通が、唐突に終わることを知っている人が
どのくらいいるんだろう？
日常という背景の中に自然に融合したファンタジーであると
同時に、青春の軌跡をこの作品なのでは……とこの作品から
勝手に読み取った自分がいる。
この物語は、気に衒った誇張ななく、静かに進行している。
だからこそ、最後に「はっ」と思わされる。

最後に主人公が気付いた、大切な想い。

切なくて。
悲しくて。
いきなりすぎて。

その想いは、誰にでもあるもの。
他の誰のものでも、ない。

そうと気づくことが出来ずに失ってしまいたくないなとか
そんな事を考えさせられる作品だった。

どうか、一人でも多くの方々に読んでいただきたい。
読んだ後、あなた達はきっと星に想いを馳せてることだろう。

間違いなく。
きっと、ね。