主人公が状態Aから状態Bへと変化するアウトラインがハッキリした物語なので、読み始めると一気に作品の世界へと引きずり込まれます。息苦しくなるような暗闇と、思わず目をすぼめたくなるような光の描写が秀逸です。
この作品を語るのにウィザードリィという言葉を避けて通ることは出来ない。薄暗い城塞都市。始まりの訓練場。仲間が集う酒場。ぼったくりの武具屋。宿屋代わりの馬小屋。無慈悲な教会。街外れに口を開けた地下…続きを読む
奴隷となった主人公が様々な「不条理」に遭いながらも、生き残るために足掻いていく物語です。基本的にはWizardryな迷宮での話なのですが、「奴隷」や「冒険者」という立場に降りかかる理不尽な展開が、…続きを読む
インパクトに頼った作品は、一度読めば読み直す気が起きないこともザラですが、この作品は違います。奇抜なタイトル、死と隣り合わせの理不尽が渦巻き暴力が支配する世界観、食わせもの揃いの登場人物、血と汗と…続きを読む
ウィザードリィをプレーした時。そに他様々なゲームを始めるときのキャラクターメイキング。何度もNOを選んだり、リセットしたり…。でも、消されたキャラクター一人一人に人生があり感情があり、物語がある。そ…続きを読む
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