後書きその四
はい、後書きも四回目となりました。
今回は『大和』の活躍――ではなく、史実では戦場の第一線に出ることすらなかった重雷装艦『北上』『大井』の晴れ舞台です(笑)
さて、ここまで書いてきた結果、1942年12月時点で米太平洋艦隊は全滅しました。稼働正規空母無し。新鋭戦艦三隻が沈み、巡洋艦戦力は壊滅状態。少なくとも数ヶ月の間、まともな作戦行動は不可能です。
この後、彼等はどう行動するでしょうか?
普通に考えれば、史実のケ号作戦。駆逐艦によるガ島撤退戦米海軍版が1943年初めに行われる筈です。政治的にそれが許されない場合、だらだらと高速艦艇による補給作戦による第一海兵師団の延命、というのも考えられますが、第三艦隊+第十一航空艦隊の陸攻隊が健在となると、如何な米海軍でも躊躇することでしょう。
が――既に年は1943年に入ろうとしています。
ここまでMIを除けば、ほぼほぼ完勝してきた日本海軍ですが、栄光の時期は終わりを告げようとしています。これからは、叩いても叩いても、その損害に倍する戦力補強をしてくる、真のチート海軍との悪戦になっていきます。
一応、この後は『い号作戦』(北東豪州及びエスピリツサント島への攻勢防御)『零は屈せず』(再建された米機動部隊VS基地航空隊)『マリアナ沖血戦』(史上最大の機動部隊決戦)『ただただ、前進あるのみ』(『大和』以下、水上部隊レイテへ)『最後の戦い』となっておりますが……読みたいですか(苦笑)? 取り合えず、長期休暇毎なので、完結までは相当長いです。気長にお待ちください。
機動艦隊物語――鶴龍戦記―― 七野りく @yukinagi
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