この作品は妄想譚の名の通り、
空っぽの電脳世界を一から好き放題自由に造り上げていきます。
そのエネルギー源等もしっかりと設定が練られていますが、
なにより印象的なのが、下心丸出しの主人公響のキャラの強さ!
エロへの渇望こそ究極の魔法なのだなとしみじみ思いました(笑)
いつの間にか周りが女子だらけでハーレムっぽくなってるし、
作風は非常にテンポが良く、
響が下心を見せ、ルナからのプロレス技で締めるとお約束もしっかり確立され、
笑い一辺倒かと思いきや、ときどき響の成長を感じる場面やシリアスなシーンもあることから、物語の緩急もしっかり作られていると思います。
敵であるゲス徒が次第に脅威となって現れ始めるなか、
響たちがこれからどう立ち向かって行くのか楽しみです。