第4話

「で、唱お前はあの女の子のこと知ってるのか?」


私はシンプルにそう尋ねた。

でも、答えは...


「ううん、知らない」


だろうな。

もし知っていたらあそこまで怒ってないよな。

じゃなんなんだ?あの子は?



うん?そもそもそんなに難しく考えなくていいんじゃないか?


ただの唱のファンでちょっと過激なだけじゃないか?


これまでも何人かいたし、間違いないような気がする。


「唱、私の推測だが

あの女の子はただの唱のファンでちょっと過激なだけじゃないか?前にもいたろ。」


「あ、そうだね。さすが美菜!」

と少し嬉しそう。


まぁ明日学校であの女の子に聞いてみるけど


「唱くーん♡!美菜!ご飯できたわよー!!」


明らか唱を呼ぶ声が明るい母

それにいい歳してハートってw


本当に唱大好きだなぁ


「はーい!今行く!!」

そう一声かけた


「唱いくぞ!」

「うん」


下につくなり奏多がまた唱に抱きついてきた。


「お姉ちゃんだけずるい!僕も構って!しょーにぃ!」


だから弟よ

これ以上尊死させないでくれ


はぁー、尊い



食卓には唱の好きなおかずがたくさんだった。

頑張ったなぁお母さん。


唱もちゃんと食べてくれてるみたいだし。よかった。



まぁ明日の学校であの子ともちゃんと話そう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私たちは…です! 朱蘭 @Syuran

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ