第4話

目が覚めたら見慣れない天井があった。

「ん、ここは…保健室か?」

白いシーツにカーテンがあるところを見ると保健室だと思う。

ガラガラガラ

ドアが開いた音がした。

「相崎さーん飲み物買ってきました…」

芝乃が入ってきた

「相崎さん起きたんですね!よかったー

落ちた時に頭打ち付けてたみたいで心配したんですよ。どこかいたいところはありませんか?」

「ああ、別に痛いところは無いみたいだ。

ところで俺をここまで運んでくれたのって誰だ?お前1人で運べるような重さじゃないだろ」

他にいるなら後で礼をいっとかねばな

「運んでくれたのは体育の笆彈先生です。」

と、芝乃が笑顔で言ってきたのだが……

……な、…なんですと!!

ははは笆彈先生ってあの、人をも殺す殺人臭を持つあの、ビッグカメムシか!

クソぅ 俺としたことが、ここでこうなるなんて

あの人の体臭で気絶した生徒も少なからずいるというのにあの先生に運んでもらったというのか。

でもいい先生なんだよ!いい先生なのだが…

体臭が凄い。

まぁでも運んでもらったは事実だし後で礼にいかないとな

「芝乃、俺はもう大丈夫なんだが今日は帰っていいか?」

「そうですね、元はといえば私があそこに連れていったのが原因ですから仕方ありませんね」

「悪い、また明日な」

そう言って俺は保健室をでていった。



次の日

放課後、昨日の続きをするために同じ部室にむかった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ようこそ!読書感想部へ! ほろ兄 @11470620

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る