第3話

部活申請のため、芝乃に職員室につれていかれて10分後……


「どうして駄目なんですか!?

部員も集めましたし部活として成り立つはずです!」

と、顧問候補の波部先生に怒鳴って?いた。

「私としては別にいいのよ、顧問とかやってみたかったし。でも学校の規則であと最低3人は部員がいないと申請できないみたいなのよ」

先生が引きぎみに答えていた。

…スミマセーン!ほんっとうにスミマセン!

俺が悪い訳じゃないが心の中で謝っとく。

「あ、でも芝乃さん成績いいから1ヵ月以内に3人増やせたら正式に部活にしていいって校長が言ってたから!今の状態だと同好会にもならないから頑張ってね」

「本当ですか!私頑張ります!」

などと意気込み、部室へと向かった。




………なんだここ。

俺は部室の前に立っている…はずなんだが…

「何ってなんですか?ここが私達の部室ですよ!多少古っぽいですけど部室としては十分すぎるほどの広さじゃないですか。」

いや、そうなんだよ広いんだよ!

でも多少古っぽいじゃなくて今にも崩れ落ちそうな木造の建物なんですけど!?

ってうかなんでこんなとこに小屋があんの?

「相崎さん今何で小屋があるのかって思ってますか?先生から聞いた話だと20年前に部室が足りなくなって立てたそうなんですけど廃部の部活が増えて今まで倉庫になってたそうです。」

「へー…ってエスパーかお前は!」

「まぁそれはいいとして中に入って掃除しますよ。部室がこんなんだと見栄えが悪くて来る人も来ません!」

確かにこんな部室の部活なんて好きこのんで入る人なんていないだろうな。


そして中に入ったのだが、足下がミシミシいって床が抜けそうで怖い。


と、思ったのも束の間で俺の下の床が抜け落ちた。

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