第2話

次の日。


俺は登校して自分の席に座っていたのだが…

目の前には他クラスのはずの芝乃がたっていた。

「相崎さんどうして昨日帰っちゃったんですかっ!今日はちゃんと最後までいてもらいますからね!」

などと言ってくる周りではクラスのやつらがざわついていた。

理由は聞かなくてもわかる。

芝乃がおそらく学年で一番の美少女だからだ

そんなのがわざわざ他クラスに来てまで男と話ているのをみたら俺だってびっくりするさ。

「相崎さんきいてますか!?」

「あーごめん聞いてる聞いてる。昨日帰ったのは謝るから!そろそろ周りの視線が痛いから自分の教室に帰ってくれ。放課後にでも話きくからさ」

といったとたん芝乃の耳がピクリと動いた気がした。

あーこれ絶対行かないといけないパターンだな。

「わかりました。放課後にまた伺うので帰らないでくださいね」

と言い残し、そそくさと教室に戻っていった


放課後


「さて相崎さん!昨日の話の続きをしようじゃありませんか」

HRが終わった瞬間に俺のクラスへ走り込んできた芝乃から逃げるように廊下へ出た。

俺と芝乃は昨日座ったベンチに腰掛けると

彼女の口が開いた。

「昨日言った通り、私は本を読む部活を設立したいのです。しかしそのためには人が必要です

顧問をやってくれる先生も見つかりましたし部室も空きがあるとの事です。

相崎さん!どうか私と一緒に部活をしてくれませんか?」 

と、言い寄られ俺はその気迫に負けてしまった。

「わかった、入ってやる。けどせめて体験っていうかたちで…「やった!さっそく申請に行きましょう!」

聞いていなかった。(泣)

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