カクヨムセカイの吟遊詩人が言葉を用いて殴り合う!

端的に言えば川上稔著『境界線上のホライゾン』のキャラクター、ネシンバラがつかう『文字に力が宿る』といった言霊使いに焦点を当てた話。

これに語彙大富豪や、キャット&チョコレートの要素を加えた形か。

ただ一線を臥すは扱う題材はすべてカクヨムに実在する物語である点。既読の人は懐かしさも込めて、未読の人は興味を惹かれるラインでネタバレされないさじ加減。

また物語の行く先も良い意味で予想できない。次の瞬間に何が起こるか全くわからず、手に汗握らずにはいられぬハラハラした展開がよい。

今後どの様な物語で新たな世界が作り上げられるのか期待せざるをえない、カクヨムだからこそ出来るストーリー・テラー・ストーリー。

ボードゲームやカードゲーム好きなら漏れなく好きになれると思う。

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