小指の紐
「ここのさ、小指にこれ、紐、あるじゃん?」
そいつは手を胸元まで上げたまま、自分の小指を指差した。
俺たちは釣られてそれを見た。
「これね、ただのデザインじゃないんだけどね? これをこう、ひっぱると」
くいっと小指にかかったリボンのような物を引っ張り上げた。
「袖からね——ミサイルが出てくる」
そういうとそいつの袖が光を放ち、俺たちは全滅した。
散文 八頭身派 颯仁 @hattoushinha
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。散文の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます