散文

八頭身派 颯仁

ぼくと僕

過去の僕はぼくを愛してる

今のぼくは僕が嫌いで


ぐるぐるまわる渦の中

どうしようもないほど逆さまで


ずっと愛を感じている

優しいまなざしの中で


でもぼくはいつだって僕が嫌いで

僕はぼくのことを愛している


悲しいほどに伝わってくる

熱い愛情と憧れの目


いつだってぼくは僕を愛せなくて

僕はぼくを愛している


殺したいほど憎くって、

僕だってそれをわかってるはずなのに

どうして嫌いにならないの

ぼくは僕を愛せない

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