第15話 詩職人見習いは歌う少女と出会うあらすじ
異世界シコートで詩を書く職人を目指す告実の元に落ちて来たのは、歌う事を嫌う少女・和純だった。綺麗な声なのになぜ、と歌うことを禁じられている告実が尋ねると、合唱大会のソロを任されたことでやっかみを買い髪を切られたことによるらしい。シコートで告実の師匠であるトライベル、その友人のスピカリア、告実の友人の威紀と触れ合う事でゆっくりと歌の楽しみを知っていく和純。そそして詩の付け方を学んでいく告実。しかし告実は歌ったことが本当になる為歌うことを禁じられていたのに、歌ってしまう。その事で街の住人から倦厭され、衝動に任せて店を一件潰してしまう。しかし温情判決が出たことで、改めて街に迎えられる。そして歌に特化した歌職人になるべく研鑽する和純の、運命の楽器が自分だと知る告実。歌えない自分の運命がそんなところに繋がっていたなんて。挙句現実世界では和純を心配する声が聴かれていることを王に教えられ、和純にこの場所に居たいかを問う告実。わからないと言われて反射的に彼女を部屋に閉じ込めるが、なぜそこまで自分を引き留めるのかと問われて告白してしまう。歌が、君が、好きだから。それに自分も、と返されて二人は街中で音工房を作ることになる。意思を持つ楽器達と一緒に、彼らは今日も歌う。
プロットとか ぜろ @illness24
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