未来の学園生活が、丁寧で、落ち着いた文体で魅力的に描き出された作品です。データではない、物体としての書籍の存在を、その重さという点から表現している点に独自性を感じました。
レトロフューチャーSFのシリーズ(「メトロポリタン・ストーリーズ」)や青春小説など、一般小説寄りの作品の書き手です。 ボイルドエッグス新人賞(最終講評対象)、…
近未来百合SFもの。まず一言に、尊いです! それはもちろん百合的な要素のことでもありますが、舞台となる「近未来の学校」と「旧校舎の図書室」という相反する要素を美しく描かれているところもまたいい。…続きを読む
データが当たり前になった近未来に於ける、とある学院の図書室のお話。主人公の女の子がなんとなく赴いた図書室で、美少女の先輩と図書室の本に関わる中で、様々な思いが溢れる過程がとても綺麗。栞に纏わる話…続きを読む
アアそうだ、こんな物語りが読みたかった。
紙の書物が無くなった未来で、図書室を舞台に少女同士が出会って仲良くなっていくお話みたいです。作者さんは本が好きなんだなあと分かる書きぶりで、ひとつひとつの表現が濃厚で心地よい。古き良き書物が並ぶ…続きを読む
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