可愛らしい百合作品と思いきや…

よい意味で期待を裏切られました!

一章 青春cordlessは背景描写と比喩表現がもの凄く綺麗で、情景が目に浮かびました。

また、読み手を飽きさせない文体と読みやすい文量でサラサラと読めてしまい、同じ書き手として学ぶことが多い作品でした!

ただ、気になった点は、登場人物が全て女の子なので、場面の切り替えや、会話文が多いと、誰が発言した言葉なのかが少しわかりづらいかなあと思いました。

二章 赤い糸と胡蝶の夢はとにかく切ない作品で、こちらは登場人物の心理描写がとてつもなくうまい作品でした。

ネタバレになるので詳しくは書けませんが、エリーとティオの海辺のシーン、その後のエリーの行動、どれも胸にジーンと来る良い物でした……

次回の更新も楽しみにしておりますので、頑張ってください!