名古屋めし語り

作者 @dekai3

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★★★ Excellent!!!

台湾ラーメンを語って、ベトコンラーメンを語らず。
コメダ珈琲を語って、大あんまきを語らず。
そんな上っ面を撫ぜたような名古屋グルメではなく、名古屋めしの歴史から手羽先の食べ方までしっかりと書かれた傑作エッセイ。

どの項目にも溢れんばかりに詰め込まれた知識の幅広さにも驚きです。
ああ、久しぶりにチーズあんまきが食べたい。

★★★ Excellent!!!

わからないぼくが悪いのか、わかる名古屋人がわるいのか、それとも本当は作者にしかわからないことを言っているのか、なにもわからない。ただぼくにはこの作者がなにを言ってるのかまるでわからないという事実だけがある。 以下のような文章のことを指す。

> この針金で補強された土鍋を持っているという事こそが一人前のミソニコミニストとして認められる証であり、財産である。

★★★ Excellent!!!

名古屋には独特の食文化がある。

そう聞くことは多いけれど、それにまず情報からアクセスするための適した読み物に出会うことがなかった。
せいぜいが雑誌やネットのライトで端的な記事に触れ、漠然と「ちょっと変わった食べ物が色々あるらしい」という印象を持つ程度だった。

そこにこの「名古屋めし語り」である。
話に聞いたことのある、または今まで聞いたこともない名古屋の食べ物、食べ方が、実にうまそうに鮮やかに書き綴られている。
名古屋という土地において、思わぬ歴史があるもの。生活と文化の中にあるもの。日常そのものであるもの。
これはいつか、ちょっくら名古屋に食い道楽に行かねばならぬのではないかと思わせる、良質で楽しい読み物に仕上がっている。

「何故ならば、ジャンボエビフライなのだ」。このタイトルに代表される、心を引きつけてくる各章に興味を引かれたなら、ぜひその感覚を信用して、お好きなところから読み始めてみてほしいと思う。
めくるめく名古屋めしの世界が、あなたを待っている。

★★★ Excellent!!!

名古屋めし。
それは名古屋という独特の地域色に溢れた、個性あるめし。
何処の地方であろうとそれなりに個性はあるだろう、という突っ込みはあるだろうが、ここで紹介されているめしは全て飾らない、というか親しみのある料理が並んでいる。
食べるのにちょっと気構えが要る様な、そういうメシではない。庶民によって考えられ、愛されためしなのだ。

名古屋という土地は関東と関西の中間地点という事もあり、素通りされがちな場所でもあったが、このような素敵な「めし」があるのだ。
一度途中下車し、一度舌鼓を打ってみてはいかが?