超純水とエロスの感じ方は千差万別☆

スーパーカミオカンデの超純水。そのシステムを知る事すら素人には難しいが、そこにエロスを見出す作者様の脳内を覗き見るのは更に難しい。しかし、別の角度から新たに独自の要素を放り込んで見てみれば、うっすらと己が欲するものを垣間見れる可能性も残してくれているような気がする。

愛宕がプラスアルファに入れたのは、バッハの『チェンバロ協奏曲 ニ短調』。チェンバロとストリングスの音色に振動する超純水。メロディに合わせて明暗が調光される光電子増倍管。そんな幻想的な世界に一人佇む自分。

限りなく不純物が取り除かれた聖水とオレンジ色の光が鳴動する世界は、胎内の羊水にも似たようなイメージが浮かんできた。そこに不純物たる己が入水し繊細な胎内を荒らしていくのだ。破滅的なイメージだが、そこにエロスがあり、リビドーを感じる。

これは、一人の読み手が感じた一例である。
エロスの感じ方は千差万別だ☆