祖父の形見は、不思議な力を持つ女の子でした。

子供に好かれやすい高校生・駿河詩音の祖父の葬儀から、この小説は始まります。
久しぶりに集まった親戚一同。
その中に知らない小さな女の子がいました。
行われた、祖父の遺書開封。
そこに書かれていたのは、
この子は龍の子であること。
一億円を相続させること。
そしてこの子をー詩音の子とすること。
と言う、とんでもないものだった!
かくして、詩音は推定祖父の隠し子である女の子を「龍音」と名づけ、育てることになるのでした。
そんな詩音を取り巻くのは、家族や幼馴染たち。
隙あらばナンパされる人妻の姉・和美。
頼れるいとこ・シンジ兄。
マイペースな弟・大樹。
詩音を慕う姪・岬。
微妙に頼りない両親。
仲の良い幼馴染の少女・茜。
周りの人に支えられながら、成長していく龍音。これが可愛いのです。
しかしその過程で、詩音は龍音が人ならざる力を持っていると知ります。
龍音は何者かを探りながら、詩音は父となっていきます。
家族の温かさが染みる、ライトノベルです。
是非ご一読してみてください。