価値観を揺るがされる名作です!

自分に正直であることは正しいことなのか。
正直に生きることは、時に周りの人を傷つけ不幸にするかもしれない。

では自分を押し殺して周りに迎合するのが正しいのか。
周りは幸せになっても、自分の中にくすぶる想いがいつか綻びを作るかもしれない。

結局何かを選ぶ時は、何かを犠牲にしなければならない。
そうであるなら、正解は自分で作るしかないのだと、この作品を読んで強く感じました。

誰かを傷つけ不幸にしたのだと、その罪を受け止めて償っていく覚悟を持ったなら、どちらの道も正解だったと言える日が来るのだと……。

そんなことを考えたくなるような小説でした。
とても面白いです!

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