ぼくのかんがえたさいきょうのモンスター、ドラゴンりゅう

小さな巨神兵(S.G)

第一話

ぼくのかんがえたさいきょうのモンスター、ドラゴンりゅうはとってもつよい

つめはとてもするどいし、くちからはとてもあついほのおをだせる

たくさんのくにをほろぼしてきた、さいきょうのりゅうだ!


あるひドラゴンりゅうがあるいていると、まえからおひめさまのけらいがやってきました

おひめさまのけらいはいいました

「たすけてください、ドラゴンりゅう。おしろがおそわれ、おひめさまがさらわれてしまったのです!」

「へえ、それはたいへんですね。たすけてあげましょう。」

ドラゴンりゅうはとてもこころがやさしいので、たすけてあげることにしました。

「おしろはどこですか」

ドラゴンりゅうはいいました

「あっちです」

おひめさまのけらいがいいました

「じゃあいきましょう」

ドラゴンりゅうはいいました

ドラゴンりゅうはつばさにおひめさまのけらいをのせると、あおいあおぞらにつばさをひろげとんでいきました

びゅうん、とてもはやいです

とてもしんかんせんです

「うわあ、なんてはやいんだ。さすがはドラゴンりゅうだ」

おひめさまのけらいがいいました

「はっはっは、はやいだろう」

ドラゴンりゅうがいいました

ドラゴンりゅうはとてもはやかったので、いつもよりじゅっぷんもはやくおしろについてしまいました

しんかんせんでした

おしろについたドラゴンりゅうはいいました

「みなさん、だいじょうぶですか」

「やったあ!ドラゴンりゅうだあ!」

「ドラゴンりゅうがきてくれたならあんしんだなあ」

おしろのひとたちはみんなドラゴンりゅうをかっこいいといいました

「おひめさまをつれさったやつらはどこですか」

「あっちのおおわくだにというやまにいきました」

「わかりました、いっぱいこらしめてきます」

「がんばってくださいドラゴンりゅう」


ドラゴンりゅうがとびたとうとしてたときです

おひめさまのけらいがでてくると、いいました

「わたしもつれていってください」

「だめです」

とてもあぶないたたかいになる

だからドラゴンりゅうはことわりました

でもおひめさまのけらいはいいました

「あぶないのはしってるけど、ぼくはおひめさまがすきなんです」

ドラゴンりゅうはやさしかったので、つれてってあげよとおもいました

「わかりましたいきましょう」

「やったあ」

おひめさまのけらいはとびあがってよろこびました


ドラゴンりゅうはつばさにおひめさまのけらいをのせると、びゅうんとそらをとんだ

「はやいはやい!すごいはやい!」

おひめさまのけらいがいいました

いつもよりもじゅっぷんもはやくおおわくだにについたドラゴンりゅうは、あたりをみまわしました

でもだれもいませんでした

「ううん、ここにはいないかあ。べつのとこにいるのかなあ」

「ドラゴンりゅう!むこうにあながあります!あそこにいるのでしょう!」

なんと、とうぞくたちはやまにあなをほってかくれていたのです!

ドラゴンりゅうはいいました

「きみはすごいなあ。つれてきてよかったよ」

ドラゴンりゅうがあなのそばにいくと、さんぞくがでてきました

「おひめさまをかえしてほしければいちおくまんえんよこせ!がっはっはーー!」

なんというやつでしょう。ゆるせません。ひどいやつです

ドラゴンりゅうはいいました

「くっ、ひれつな」

しかしわたさないとおひめさまがころされてしまいます

しかたなく、ドラゴンりゅうはポケットからいちおくまんえんとりだすと、とうぞくたちにわたしました

「やったあ!いちおくまんえんをてにいれたぜ!さっそくスーパーでぽてとちっぷをかおうぜ!」

そういって、とうぞくたちがおひめさまから、てをはなしたしゅんかんです

「いまだ!スーパーファイナルかえんほうしゃ・Z!」

ドラゴンりゅうのさいきょうわざがはなたれました

どがあああああん!

「うわあ、なんてつよいんだあ!」

とうぞくたちはみんな、こなごなになってしにました

おひめさまがいいました

「ドラゴンりゅう、ありがとう。」

「いえいえ、あたりまえのことをしたまでですよ」

こうして、ドラゴンりゅうはさんぞくたちをたおして、またたびをつづけました















1月27日土曜日 天気・晴れ

実家の片づけをしていたら、押入れの奥からすごいものを発見してしまった。

昔書いた、「ぼくのかんがえたさいきょうのモンスター、ドラゴンりゅう」という自由帳だ。

簡単に言えば黒歴史である。

どんなものだったか気になって読んでしまったが、そうそうたるものだった。

たしかおひめさまのモデルは、幼馴染の美香ちゃんだった気がする。これだけでももうすでに死にそうである。

やたらめったらすごい連発してるし。

そもそもドラゴン竜ってなんだよ………。ドラゴンドラゴンじゃないか。

なんというか、悶え死にたい一日だった。

自由帳にはまだまだ先があるが、このままだと精神力がもたない気がする。

とりあえず次の話はまた今度読もうと思った。

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