氷点下まで冷えた冬の朝に、揺らめく白い息を

 白い息を吐いて、その白の間に見えたモノトーンの鮮やかなコントラスト。
ふっと息を吐いて、瞬きしたとき。差し色が舞って、きっとあなたも共感する――。

 ――なんて婉曲で抽象的なレビューは、読みにくいでしょう。

 私のレビューを読むより、ページを開いた方が早いのです。

 窓を開けて、冷たい清浄な風に貫かれながら、読んでみてください。
 小さく感嘆の吐息を溢したくなるはず。

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