数行の詩ですが、書かれた文字以上に世界が広がり、読み手の心に響いてきます。まさに吐息ってタイトルがぴったりの、簡単で何気なく呟かれたような詩の数々ですが、これを書くのって、よほどのセンスがないと無理!!
短い文章の中に心に刺さる言葉が沢山ありました。
豊かで繊細な感情の中に溢れ出す言葉を紡ぎ出している詩です。
白い息を吐いて、その白の間に見えたモノトーンの鮮やかなコントラスト。ふっと息を吐いて、瞬きしたとき。差し色が舞って、きっとあなたも共感する――。 ――なんて婉曲で抽象的なレビューは、読みにくいでしょう。 私のレビューを読むより、ページを開いた方が早いのです。 窓を開けて、冷たい清浄な風に貫かれながら、読んでみてください。 小さく感嘆の吐息を溢したくなるはず。