第13話 マンガとワナビー

「ワナビー(wanna be=~になりたい人)」ってたまに嘲笑的な意味合いで使われてますよね。


誰だか忘れましたが、漫画家になりたいけど、一本も漫画を描いた事のないワナビーwってバカにされてるのをネットで見た事があります。


しかし実際に、私も子供の頃から漫画家になりかったけど、18-19歳の頃は情熱はあっても、いざペンを持っても描ける題材とか表現したい事は何もなかったです。

描きたいのは本当なんです。でも、描ける事が何もないんです。

アレは当時、本当にストレスでした。


今は逆に描きたい事があり過ぎるのに、マンガを描ける手は左手1本しかなく、自分の身体が何個も欲しいくらいです。


さて、私が漫画家になりたくて得たものは。漫画の技術だけでありません。

それらは自然と身に付いていました。


ワナビーは若者の特権です。

そういう経験をした事のない奴がよくワナビーをバカにしてますが、そもそもハナっから勝負を投げて土俵に上らなかった奴なんざに何も与えられる事はなく、やがて歳を取れば誰にも慕われる事のない負け犬にしかなれません。


いくら賢そうに振る舞っても体を鍛えても富を持っても、いずれは誰もが孤独に身ぐるみ剥がされる運命にあります。


ワナビーじゃない奴に神様はご褒美なんかくれません。

冷笑主義者には、未来において周囲から冷笑が与えられる事と思います。

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俺様語り 連続射殺魔 @hanage335

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