第12話 コロナウイルスについて、思う事


なんかコロナウイルスを感染さすなとか後遺症が恐ろしいと言ってますけど、それは確かにその通りですけど、しかし不確実性に満ちた人の人生の中で、ただ一つ約束されているものは「死」だけです。


笑わせないで下さいよ。


私なんかも今のところ生きてますが、それは運が良かっただけの話であり、我々の「死」は常に誰かに押し付けられてきました。

例えば、私たちの身代りに危険な仕事や損な役回りを強制的に押し付ける事のできる在日外国人・低所得者層・無能力者。

望む望まないにかかわらず、彼らはいつだって死に直面させられてきました。

彼らの死を、いつだって私達は「やむを得ない犠牲」だの「自業自得」と見做し、酷い時には嘲笑さえ投げかけています。


しかし彼らは全く道徳的です。

彼らは搾取に加担していないのですから。


普段、マイノリティが不衛生な環境や危険な職場で死ぬのを許容して、なぜ私たちだけが、ウイルスを媒介して死が平等に降りかかるようになった時「オレを殺すな、マスクを付けろ」と言えるのでしょうか?


道義的におかしな話です。


つまり、オメエらなんざは救われる資格はないから黙ってブタみたいに死にやがれという事です。他人にマスクを付けろと強要する権利もありません。

今まで散々バカにしてた社会的弱者のようにですよ。


誰が優れていようが劣っていようが、死は平等です。

宗教を信じていれば多少は心安らかに死ねるかもしれませんが、お金を神様を思い込んでいる今時の日本人には、それも難しい話です。

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