少女の愛は、彼女自身さえ燃やし尽くす

一気に読んでしまいました。
愛ゆえに想い人を傷つけた人間を排除したのに想い人は自分を向いてくれない。それどころか自分ではなく、自分よりもつまらない男に愛情を向けている。
彼女が欲しいから自分はこんなにもボロボロになっているのに、彼女はこちらを向いてくれない。彼女に振り向いて欲しいがゆえに主人公は処女さえ捨てたのに、主人公に残ったのは徒労になってしまった傷の数々。
報われない話ですが、それゆえに主人公の血みどろの禍々しい努力が、美しい愛の形になっている魅力的な物語です。
全てを投げ打って少女が少女を求める感情に酔え!

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