人は汚いのか美しいのか

 聖剣を巡るファンタジー。
 しかし、聖剣もソレに関わった人々も皆一筋縄ではいかない。

 この世界に完全に清廉潔白な者はいないが、また同時に完全なる悪辣もまた無い。自業自得の中で恐ろしい最後を迎え、それでもその最中にキラと光る。

 安易にダークとくくることもできないファンタジーの風雲児。
 特に聖女の生々しい閉鎖環境での辛さは胸に来るだろう。

 オススメの一作です。

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