No.0



本当はあなたとずっと一緒に居たかった。

何もかも投げ捨てて私のところに戻ってきて欲しかった。


何処で間違ってしまったのか、ずっと考え続けていますがわかりません。

あなたにもっと好きだと伝えればよかった、ありがとうとたくさん与えてくれるあなたに言葉で感謝を伝えればよかったと、そればかり思います。

そして、離れたくないと叫び出せればどんなに楽だったか、あなたが困るようなことをしても引き止めればよかったと思うこともしばしばあります。


けれどそれをしたところで、事実は変わらないしあなたは何も変えないでしょう。

それを知っていてもなお、行動する勇気も気力も私は持っていませんでした。

自分の中であなたを困らせると、覆されることはないと、決めてしまったのです。


ですが、気持ちは追いつきませんでした。

ひたすらあなたを求めて、過去にしがみつきあなたの優しさに縋ろうとしたこともありました。

時には、堕ちるところまで堕ちようとして、あなたの顔が浮かんで堕ちきれず、歪んでも歪みきれず、なんとも中途半端な人間になることもありました。

なんとも滑稽で哀しい姿ですね。

それほど愛していた、なんて歪んだ愛みたいに聞こえてしまいますが、私はちゃんと真っ直ぐにあなたを愛しています。

そして、その気持ちは今も変わりません。


ひたすらにあなたの幸せを願っています。

その隣に私がいれば、なんて夢物語ですね。

きっと欲が出てしまったのでしょう。

幸せな夢をいつまでも見ていたい、そんな願いが叶うわけがありません。


あなたとの時間は甘い甘い、それはそれは幸せな夢のような現実でした。

あの1年と少し、私は今までになく幸福でした。


好きです。

ずっとあなたのそばに居たかった。

あなたの笑顔を隣で見ていたかった。

けれどそれはもう叶わないから。


愛してる。

あなたの幸せを願っています。

心から。


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Dear 白黒ぱんだ @pandaaa

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