★★ Very Good!! 薄明かりの中でこそ、浮かび上がる情景。 糾縄カフク 一本の街灯のみが標になる風景、恐らくはさほど雪の降らない、田舎の何処か。我々に与えられた物語のピースは、せいぜいがそのくらいである。映画やアニメのように都合よく星は瞬かず、ここぞとばかりに雪は降らず、ロマンティックの欠片も無い光景は、だから日常だ。蛍光灯から離れた所に立つ、顔も分からない「あいつ」に、読み手は読み手の「あいつ」を重ねて、あの日あの場所であった出来事に想いを馳せる。余分な情報を削ぎ落としたがゆえに浮かび上がる鮮明なイメージは、短篇ならではの妙味ではなかろうか。なお。こんな事を書いている本人は、待ち合わせに小半刻は遅れる常習犯である。前回のコミティアでは(サークル主なのに)五時間も遅刻した。当然ながら「僕」側の人間に酷く怒られた。完。 レビューいいね! 0 2018年1月7日 13:31
★★ Very Good!! じんじん伝わる 杏(からもも)きうい じんじんと伝わってくる、冬の冷たさ、そして人のぬくもり。 こういう文章、大好きです。 レビューいいね! 0 2018年1月7日 12:47
★ Good! もっと読みたい kc_kc_ 一方的な恋愛を強いられているという点ではHY的であり、2人以外のことには興味がないという点では鬼束ちひろ的であり、妄想の世界の出来事のように思える点ではback number的だと、なんだかいろいろ勝手に感じた。 いずれにしても、語られるべき二人の物語がもっとあるような気がして、もっと読みたくなった。 もっと二人のことが読みたいです… レビューいいね! 0 2018年1月7日 01:06