本編1周年記念if:
異聞Ⅰ:末路 - IF the root Ⅰ -
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「水晶界のマギアメイル」は皆様のお陰で一周年を迎えることができました、ありがとうございます!
こちらは一周年の記念エピソードとなります。
一章1話からのIFルートになるので、そちらも合わせてご覧になって頂ければ幸いです!
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―――地面に突き立てられた、白い杭の如き円柱。
その外部には青い液体が漏れだし、辺りの砂の色をも同じ色へと同化しながら、辺りへと染み渡る。
その正面にあるガラスのような材質で構成された扉は開いている。
そこからは何者かの足跡が、不規則な歩幅で続いてる。
そしてその痕跡の先。
広がる砂漠に聳える小高い丘の先端部に、その少年は立っていた。
「―――ここは……?」
―――少年は何も分からなかった。
自分自身が何者なのか。
そして、ここは一体何処なのか。
そのことに内心不安を抱くが、何分どうしようもない。
だって自分を助けてくれるような人物も居なければ、自らを害するような外敵もいないのだから。
静寂と、熱砂だけが存在する不毛の大地。
―――それはまるで、この世界の全てが自分を無視しているようだ、と彼は思った。
だが、ならば何故ここに自分は現れたのか。
そんな疑問が浮かんでは消える。
「……」
考えても、当然答えなどでない。
受け答えてくれるような親切な人物もいない以上、彼がこの世界についての情報を得る機会など永遠にない。
―――しかし、何故自分は全裸なのだろうか。
そのことにも疑問を抱くが、そこにも答えは出ない。
することもない、と円柱の内部を漁っていると、そこには何かゴム状の材質で作られた服が見つかった。
それを見た彼は、“まるでロボットアニメのパイロットスーツだ“、と少し気分が高揚する。
そうしておもむろにそのスーツに足を通し、着用する。
正直コスプレかなにかのようで少々気恥ずかしいが、少なくとも全裸よりかはマシだ。
さっそく着てみるとこれまたどうして中々に良いフィット感だ。
それはまるで、自分自身が着ることを初めから想定したかのようで―――
「……?」
そう考えたとき、遠くから何かの駆動音のような音がした。
それはまるで地響きのような音で、その発生源が圧倒的体積であることは明白。
―――何かの機械だろうか。
彼はその音に異変を察すると、砂丘の影へと隠れる。
隠れた砂丘の陰から遠くを見ると、そこには巨大な紅い鉄の塊が見えた。
それはまるで船のようだが、漕いでるのは砂だ。
船体には髑髏をあしらったマークが刻まれており、その船上には人影のようなものが見えた。
だが、その大きさはおよそ人間のそれではない。
「機動鎧……」
そう、言葉がついてでる。
その意味が自分で分からず、ふと思案する。
―――
そう確か、軍が運用している人型機動兵器だ。
……どこの、軍?
記憶はない。
だが、何らかの知識は残されている、と彼は感じた。
しかしそれも不明瞭だ。
あれがどういったものか、アバウトに概要は浮かぶものの、それは得てして明確な答えとはなり得なかった。
―――とにかく、ここを離れなければ。
彼はそう思い、砂丘を後にしようとする。
その瞬間。
『――――――!!!!!』
近くの砂丘で、何か咆哮が響いた。
◆◆◆
それから起こった顛末は、それはもう凄まじい物となった。
突如として砂中から身を起こした巨大な蜥蜴と、錨を担いだ紅い鎧の決戦。
光のような何かをその手にした巨大な錨に纏った紅い鎧は、周囲の被害などお構い無しとばかりに暴れまわった。
衝撃波のような物が辺りの岩場を、そして彼がいた砂丘をも襲う。
その戦闘の余波は、彼が居た砂丘を崩壊させるに、十分すぎるほどのものだった。
「……ッ」
崩れてきた砂や石に、身体を埋め潰される。
すぐに身動きが取れなくなり、身体が下から灼熱の砂に囚われる。
その中には先程現れていた化け物の体液のようなものまで含まれていたらしく、ときおり泥状になった砂が口の中へと侵入した。
―――苦しい、辛い。
何かに身体が侵されるような、得たいの知れない不快感が、血管を通して全身を襲う。
目の前が、暗くなっていく。
そして意識が薄れ行くなか、最後に彼が見たものは。
―――どこからか現れた白銀の騎士と赤銅の海賊が、その雌雄を決する様だった。
◆◆◆
「おい、聞いたか?あの噂」
「噂?なんの?」
砂漠からしばらく離れた場所にある、大陸一の大国、「ワルキア王国」。
その王都にある騎士団の宿舎の食堂で、二人の騎士がテーブルを囲んで雑談を交わす。
時刻は昼。当然、勤務中の時間だ。
「砂漠に出るっていう、人型の魔物だよ!」
話題はもっぱら、最近話題の都市伝説めいた噂、「人型の食人魔物」についてだ。
というのもここ最近、デリング大砂漠を横断するものの一部が行ったきり帰ってこない、という事件が頻発していたのだ。
当然騎士団は、大型の魔物にでも襲われてしまったのでは、と考えていた。
だが、一人その魔物に出会って生還した人物の証言により、衝撃的な事実が発覚した。
(あれはただの魔物じゃない……まるで、人間みたいな姿で―――)
そう、その魔物は人の姿をしていた、というのだ。
これまでの数百年の歴史のなか、そのような魔物が出現したなどという話は一度も聞いたことがない。
到底信じられない話、として切って捨てられたのだが……
「なんでも、人だけじゃなく、魔物まで食うって噂だぜ」
人の口に蓋はできないものだ。
取り調べを行った騎士達がこぼした言葉から、飲み屋の客へ、そしてそこから方々へ。
今では王都中で、そんな都市伝説めいた噂が広まることとなっていた。
―――そんな噂話をしてさぼっていた二人の騎士達。
その後ろから気配を殺し、一人の人物が顔を出す。
「―――ふぅん……興味深いね?」
「あぁっ、フェルミ様!?」
金髪碧眼、白い専用衣装に身を包んだ騎士。
―――王都一の騎士団「
自分達の最高指令官たる人物の唐突な登場に、二人の平騎士は思わず萎縮する。
―――まずい、下手すれば首だ。
二人は自身が除名となることすら覚悟し、沙汰があるまで思わず目をつむる。
だが次にフェルミから出た言葉は、彼らの予想とは大きく異なるものだった。
「ああ、続けて?僕もその人型の魔物というものに興味がある」
◆◆◆
「―――というわけなんです」
先程まで話していた砂漠の人型魔物の噂について騎士の一人はフェルミに粗方の説明を終える。
「通りすがる運び屋は片っ端から襲われて、生きて帰らなかったものも少なくない。噂じゃ、あの有名なアーチェリー運送も……」
アーチェリー運送。
フリュムとの戦争中、食糧や弾薬等の輸送を行ってくれる、ワルキアでも有数の運送屋だ。
しかもその運送屋はまだ14、5の少女―――リア・アーチェリー氏が一人で営んでいるというのだから驚きだ。
そんな凄腕にして年端のいかぬ少女もその魔物の毒牙にかかってしまったというのか。
「なるほど……わかった」
フェルミはそれを聞くと、何かを決意したように立ち上がる。
「討伐隊を編成しよう。……あるいは、捕獲できるかもしれない」
その言葉に、騎士二人は驚く。
大森林の主のような超大型魔物などならまだしも、人間大の小型魔物の討伐などは本来部隊長クラスの仕事だろう。
確かにフェルミは、この王都最強とまで謳われるほどの強力な魔力と、卓越された戦技を持っている。
だがそのような些事に、騎士団長クラスが出張るなど、正に異例中の異例だ。
「フェルミ様、本気ですか!?相手はかなり強力な魔物と聞いております!」
「おい馬鹿!王都最強の騎士であるフェルミ様に限って、そんなこと―――」
しかも相手は何十もの人々を喰らった未知数の化け物。
対処法も分からないままに、この国の最大戦力が自ら動くなど、危険すぎる。
「まぁまぁ、二人とも」
「とにかく、僕は向かってみるよ。―――もしかしたら、その魔物は僕が追っていたものかもしれない」
だが困惑している二人の騎士を差し置き、フェルミはゆっくりとその場を後にする。
そう、彼には目的があったのだ。
王都に住む民を守護する。
それに繋がる、大切な指命が。
「フィーリエ」
廊下に出たフェルミは、その扉のすぐ横に控えていた部下へと声をかける。
「はい、支度を整えます」
壁によりかかるように待機していた水色の髪の少女騎士―――フィーリエは、委細承知、と言わんばかりに即座に準備の命令を方々へと飛ばす。
「急ごう。……もしかしたら、『
そんな中フェルミが発した、その呟くような言葉を聞き取ったのは、フィーリエだけだった。
◆◆◆
「これは、酷いな」
自身のマギアメイル、『龍騎士』を全速力で稼働させ、一時間ほどで砂漠に到着したフェルミ。
彼は辺りの様子を見て、思わずそう漏らす。
―――そこにあったのは、数多の民間マギアメイルの残骸だ。
見るとそのどれもがコックピットを抉り出されたようになっており、四肢はほとんど無傷のままに倒れ付している。
それはおおよそ魔物による手口には思えない、とフェルミは思った。
この無力化の仕方は、それこそ人間の手口だ。
「これが全部、一体の魔物に……?」
フィーリエは思わず目の前の光景に衝撃を受ける。
「犯人、付近にはもう居なそうだね」
「一体どこに―――」
そこでフェルミは気づいた。
「―――まさか」
「フィーリエ、戻るよ」
「フェルミ様?いったい……」
「彼が向かったのは……」
「―――ワルキア王都だ」
自分達とその化物が、行き違いとなっている事実に。
◆◆◆
―――あぁ、美味しい。
餓えに飢えていたあの時、最初に出会った人物を食べた時の感想は、ただそれだけだった。
あの円柱から外に投げ出されてから数日。
餓えに餓えていた彼は、一人の少女と出会った。
その時最初に抱いた感想こそが、彼が人外と化していたことを如実に表しているだろう。
―――「美味しそうだ」、と。
食べる前こそ罪悪感や、後悔があったが、そんなものはその極上の味の前には遥かに無意味だったのだ。
そして一度食べてしまえば、後は理性の箍も、倫理観なども何処かへ消え去る。
いつからか彼は、人を喰らうことに快楽を覚えるようになっていった。
―――そしてまた一人を喰らい、更にもう一人と。
そうして彼のテリトリーの周りに大量のマギアメイルが転がるようになった頃には、その場所は誰も足を踏み入れないようになっていた。
<――――――ッ>
お腹が空いた。
彼はそうこぼし、立ち上がり。
―――不意に、自身の体を見る。
腕をみる。
―――この爪は、いつからこんなに巨大に?
続けて足を見る。
―――スーツの表層に、こんなに血管は浮き出ていただろうか。
彼は自分の身体に少しばかりの疑問を抱いたが、それもやがてすぐに忘却の彼方へと消えゆく。
どうみても自分の身体は美味しそうではないからだ。
食べられないものに、興味などない。
それよりも大事なのは食事だ。
食事とは、人の心を豊かにしてくれる。
自分自身が誰か分からないこの焦燥感も、今自分がしていることへの忌避感も。
食べれば、全てが解消される。
―――だからこそ、彼はやってきたのだ。
彼はその王都への門を通過しようとする。
『おい、止……』
『IDを……』
その瞬間、門の前から何か、雑音が聞こえる。
おそらくは何かを話しているのだろうが、言っていることの意味は分からない。
それがあまりにも耳障りだったから、彼はその元凶を断つことを決めた。
『なっ……』
彼は人とは思えない跳躍力で目前の鎧の胸部へと飛び乗る。
それに対し、操縦士は反応しきれずに間抜けな声をあげることしか出来なかった。
「う、わぁ!?」
―――操縦席の扉が、引き剥がされる。
それは外部からの過剰なまでの強い力によるものだ。
そして、中に侵入した彼は、一口。
『あ、が……』
喉元へと食らい付く。
彼は男性であれば喉元、女性であれば腕周りを好んで捕食していた。
理由は特にない。強いていうなら『美味しいから』だ。
―――そんな邂逅を口火に、彼は辺りの食材を値踏みする。
辺りには新鮮な料理がごろごろと並べられている。
足が早いから、早く食べなければ。
―――しかし、この広い街を食べ歩くには、今の小さい身体では不足かもしれない。
彼がそう考えた、その瞬間。
『お、おい、なにが……』
『『
喰らった操縦士が遺してくれた鎧に、彼の細胞が結合して行く。
その外観はみるみる内に有機的に、そして冒涜的に変容していった。
『これ、「
『貴様、
―――あぁ、五月蝿い。
そう彼は思い、検討違いな事を喚いていた騎士へと狙いを定めた。
背部からは圧縮された汚染魔力が放出され、辺りを濃霧のように黒紫に染め上げる。
そして変容した鎧が、騎士の目前へと迫ったその瞬間。
『な――』
鎧の頭部、その口元に当たる部分が、大きく開いた。
そして。
『い、いやだ、私は、しにたく……』
『騎士』が、頭部からゆっくりと捕食される。
その外装が操縦席ごと、擂り潰され飲み込まれ、吸収されていくのだ。
それに応じて、捕食者である鎧の外観も、更に頑強に、先鋭的に進化を遂げて行く。
それはまるで、吸収した魔導金属を自分の身体に変換しているようだった。
腕部と爪は肥大化し、胴体も度重なる装甲生成によってその原型を止めていない。
『あ、悪魔だ……』
その姿は正しく、機械と魔物の融合。
―――そうして彼の、暴食の宴は開幕したのであった。
◆◆◆
『フェルミ様、これは―――』
魔術戦専用に改装された『術騎士』を駆るフィーリエが、思わずその光景に唖然とする。
―――王都から、黒煙があがっている。
門には数機のマギアメイルの一部だけが散乱し、その付近には無数の血溜まりが散見される。
『間に合わなかった、か』
そう呟くと、フェルミは門の中へと進軍する。
―――そこに広がっていた光景は、一言でいうならば廃墟だ。
建築物は軒並み破壊され、方々で火災が発生。
メインストリート沿いの商店も皆崩れており、その廻りにはやはりというべきか、夥しい量の血が巻き散らせれている。
中にはその原型を留めているものもいたが、頭だけ、もしくは四肢だけのものが殆どだ。
―――食べ残し。
この地獄を形容するに、それ以上に適した言葉はない。
そしてその先、崩壊した王城のその頂上にて、一人心地ている大きな影が一体。
フェルミは『龍騎士』の魔力出力を最大にし、一直線にそこへと向かう。
『やぁ、魔物くん?』
目前に至った怪物へと声をかける。
その怪物の見た目は、正しく機獣の如き外見的特徴を有している。
肥大化した各部には『騎士』から摂取した魔導金属が幾重にも積層された装甲状の物質が生成されており、その爪を紫に発光。
胸部には魔物共通のコアである宝石が納められているが、その上には幾重もの装甲が張り巡らされており、生半可な攻撃ではそこに傷をつけることもままならないだろう。
<ダ、レ>
―――しかもこの魔物は、人語を介した。
だが、そのことにフェルミは特段驚かなかった。
元が人型であるならば、人語を介するのは当たり前というものだ。
そして相手が意思の疎通が行えることを確認したフェルミは、目前の化け物へと名乗りを上げる。
『僕の名はフェルミ・カリブルヌス。君を追い、そして君と行き違いになった男だ』
『この惨状は、君の仕業だね?』
確認するまでもないこと。
<ナンデモ、イイ>
怪物もそう判断しているのか、フェルミの問いをどうでもよい、と切って捨てる。
<ボク、ハ、ナニカヲタベレレバ、ソレデ>
そう、彼にとってはこれはただの食事なのだ。
だから意図などないし、感銘もない。
ただ何かを咀嚼できれば、それで。
『……あぁ、はっきり理解した』
フェルミはその様子に、少し表情を曇らせて操機を強く握る。
『君、名前は?なければ僕がつけてあげるよ』
<ナマエ……?>
―――その言葉に、彼の脳裏に何かの声が響く。
(一矢)
<ッ……!>
頭が、割れるように痛い。
吐き気も尋常ではなく襲ってくるが、もう既に全てを消化、同化してるので戻すものもありはしない。
―――なんで、自分は人間を食べている?
一瞬だけ、そんな疑問が過る。
だがそんな僅かに甦った理性も、猛り狂う衝動に全てを上書かれた。
『思い出せない、って感じだね。じゃあ、僕と手合わせを願おうか』
そう言い、『
『……七罪が一人、「『暴食』の魔鎧」。それが君に相応しい名だ』
その化け物に、その罪に、相応しい名を定義した。
―――何一つ残らない、亡都の最中で行われた決戦。
その結果は、当人達にすら分からない。
誰もがその結果を知ることなく、瞬間にその命を失った。
だってこの世界はとっくに可能性を失ってしまった。
パンドラの箱は、開かれなければ希望も絶望もない。
観測者が変質してしまったその瞬間に、箱の鍵は失われてしまったのだから。
◆◆◆
あぁ、どこで。
いったいどこでまちがったのだろう。
なにをかんがえても、あたまがまとまらない。
―――あぁ、だが、きっとあれだ。
あの白金色の髪の少女。
飢え、行き倒れ、片目が黒く染まった自分を介抱してくれた彼女。
彼女の親切を無下にして己の衝動に耐えられなくなくなった、あの瞬間が分岐点だろう。
『……
声が聞こえる。
『ごめんなさい、私たちがもっと早くに貴方を見つけられていたら、こんなことには―――』
その声は、随分前に聞いたことがある気がした。
だが意識はもはや薄氷のようで、それがだれかを思い出すには至らない。
『―――さようなら、
シノミヤ、イッシ?
だれのことだろう。
―――そして、彼の意識は消失した。
その最後の瞬間に聞こえた言葉。
『……これでこの世界も、あっちの世界もお仕舞いね』
その意味は分からなかったし、それは最早自分とは一切の関係がない、有象無象の言葉であった。
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一話でリアの『
ちなみに砂航船「ヘパイストス」、もしくはフェルミの『
どちらにせよフィアーが円柱から出てくるより前に到着しなければ確定BAD。
水晶界のマギアメイル・オムニバス - Memory Observer 鰹 あるすとろ @arusutorosan
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