第16話
向かって来ていた。
「オおOh・・・・・・!?」
「マッマジ〜ッ・・・・・・!?」
スパンッ、スパンッ、首を縮め、後ろに振り返った。
全ての警察官や刑事達が、迫り来るゾンビに向かって発砲を繰り広げていた。
( 警察署!? )
反射的に鏡と剣先も戦いに加わる。
ゾンビ達がみるみるうちに赤く成っていった!?
「・・・!?・・・!?」
「ナニッ!?・・・・・・」
伸びていく、天井・壁・床に広がっていく。
一気に爆発、そして炎上した。 部屋内の全ての物が炎の中を舞う。
一階の一室が焼却炉と化して人間を燃やし、灰すら焼き付くしていった。
しかし、外から見ると中に普通に定員さんが何人かいるし!? お客さんは、買い物をしているし!? 外壁も窓も何も壊れていないという普通通りの生活がそこにあった。 スーパー!? 24時間ストアー!?
ただ、爆発した時は、多少窓がふくらんで揺れ、波紋を起こしていた。
「モ〜ラッタッ!?・・・×××・・・」
( ・・・・・・何事もなく、面白くでもない日常生活、恋人にするには、うっとうしい位の仕事・・・・・・時間に終われ、人から奴隷のように使われ、対人関係に疲れ、知らぬ知らぬうちにストレスを溜め、死ぬ迄 働かされる人生・・・・・・運が悪くて嫌気がさし、ヘドが出る )
それとは、逆にコツコツと努力し、汗を掻いて真面目に頑張る人達もいた。
人から活字離れを無くそうと、夢を創って行こうとする仕事。
容姿は、やや可愛い系、性格も良く、人に好かれるタイプで現代に相応しくない朝比奈 恵は、芽育( めいく )工房で出版業をしていた。
しかし、実は、静かに百八煩悩を解放する呪文書を製作していた。
手をかざし、紙に透かし文字を入れていく。
本のタイトルは、『人が知らない隠したチャームは、夢が叶う』だった。
微笑みを浮かべながら作業を進めて行く。
・・・・・・このホームページ上でも動画の透かし呪文が入っているという都市伝説の話しがあった・・・・・・。
警察署から歩いていた。 歩き続けていた。
そして三十分位した所で瞬間に変身して入って行った。
普通の挨拶、普通の会話をしてある一室に入って行く。
乳児室の中には、看護婦が居たが透明なのと異次元の世界なので周りには、全く見えていなかった。
真っ赤でドロドロの天井と壁と床。
「%■∞▼ ( タイマ )・・・・・・」
と言い異次元の奴から黒い球体を貰った。
中で魔物がスルーと動く。
収まる場所を知っているかのように自ら掌から、ゆっくりと宙を舞い動き、立方体の透明な入れ物を擦り抜けて乳児の体内に次々と入っていった。
「成長したら全てを教えてやるよ」
( ・・・・・・犯罪率の結果をよくよく見てみると球体を入れてない人間の方が、犯罪をする可能性が十分に高い事が分かったんだけど・・・・・・もう、そういう時代が来ているんだろうな~!?・・・・・・)
そして帰って行った。
・・・・・・我等は、みんなの中に一匹ずつ住み着いているんですよっ!?・・・・・・駆け引きを楽しみましょうよ・・・・・・『勝つ』か!?・・・・・・『負ける』か!?・・・・・・(微笑)
シンシア image survivor @meisaiei
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