殺していい命といけない命に、境界線はあるのか。

蚊は殺していい?
ゴキブリは殺していい?
じゃあ、猫は?

タイトルが示す通り、小動物に対する残酷描写があります。
苦手な方は避けたほうがいい物語ではありますが。

猫を飼ったことはありません。
テレビの猫歩き番組は大好きです。
でも、猫によって苦しむ人も、憎む人もいる。

あなたの大切なものは何か?
いろいろと考えさせられます。

『命の境界線』を求めて猫を殺す、高校生の小川陽樹。
彼が出会った、毒餌を撒く少女。
〈猫殺し〉という行為を介して繋がった、孤独な少年と少女の、紛れもない青春物でした。

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