おまけ2カンデンさせちゃうぞ

「はかまー、もうすぐあれ完成させないとダメだな」


ミクが呟いた。


「そうだね。一応、誘われてるわけだし」


袴田がそれに応じるように呟いた。




今日はまだウナの姿のない初音ミクとダイナミック自演ズの本拠地のライブスタジオ。初のワンマンライブから約一年ほど経ったくらいだ。


あれから、それでいいと言ってファミレス行ってスーパーで踊って大丈夫と言ってマンモス育てて回転寿司で回ったり世界が広がったりした彼ら。ついにこんな話が飛び込んで来たのだ。


「ウナがCDに参加してくれって言われてるもんな…」


そう、ウナが歌う楽曲がCDに収録されることとなった。その中に自演ズの楽曲『ちがう‼︎!』も入っているのだが、それとは別に曲を書いて欲しいと依頼されたのだ。


「ウナちゃんについて曲を作るとか…?」


袴田が言った。


「なるほどね。それが等身大のウナだとわかるもんな」


そこから10分ほど黙り込んだ結果。ウナについて曲を書くこととなった。



ー数日後ー


「こんにちはー!」


ウナが元気よくライブスタジオへとやって来た。


「よし、音街。これからお前に聞いて欲しいものがあるんだ」


ミクが堂々とした様子で待ち構えていた。


「え?なんかいや予感がするんですけど…」


「そんなの気にするな。お前にとっては夢が叶うんだよ」


ウナの不安を無視するかのようにミクが引っ張って奥の作業スペースへと向かった。


そこには袴田と申し訳程度にすしがいた。


「皆さん、どうしたんですか?」


「ウナちゃん、早速これ聞いて欲しいんだ!ミクに仮歌録ってもらってるから!」


と状況把握をする前に色々ことが進んで行く。言われるがままにウナはデモを聞くことにした。


それは今までにない祝福するようなブラスの音が鳴り響いた。


あっという間に4分が過ぎた。


ウナがヘッドホンを外すとキラキラした表情で袴田を見つめた。


「ありがとうございます!これ歌います!」


ウナが言った。


「こちらこそ、ありがとう!この曲、君の夢が叶う曲だよ」


「?どう言うことですか?」


「音街、この曲でお前はCDデビューだ」


ウナはミクを見つめた。目には涙が浮かび始めた。


「ありがとうございます!ありがとうございます!」


涙を流し、ミクに抱きついた。


「おめでとう、音街。お前の夢が叶ったな」



《この物語はフィクションです》


楽曲はこちら→http://www.nicovideo.jp/watch/sm33847555


本当に音街ウナ公式CDが発売されます。

詳細はこちら→https://una-chance.extsm.com/

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初音ミクとダイナミック自演ズ ころ @ko6

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