あとがき

 ここまでお読み戴きありがとうございました。

 駄菓子問屋に勤めているので、その知識を最大限に動員して書きました。いかがだったでしょうか、駄菓子屋日常ミステリ。後半ミステリと関係ない話が何話かありましたがーw

 ここから裏話をいくつか。


 最後の浅野記者の言葉は実際に、駄菓子屋を取材に来た雑誌記者に言われた言葉です。

 ――今まで取材であちこち行ったのですが、そういえば凄惨な事件などが起こる地域って駄菓子屋がない気がします――

 もちろん、その記者もその地域の全てを見聞したわけでもないでしょうし、主観も多分に入っているかも知れません。

 でもその言葉は私の心に、残り続けました。そしていつかどこかでそのことを書きたいな、と思っておりました。もっと異なるアプローチもあったかも知れませんが、とりあえず、吐き出したことで自分の中で区切りがついた感があります。

 あと、第三話のタイトル「パラノイアの本棚」ですが、厳密に言うと片付けられないことはパラノイアではないのですよね。でも語感が良いので、敢えて間違った言葉を使っております。

 いつかまた耕平やみーちゃん、ケイたちの話を書くことがあるのでしょうか。あるのかな? どうなんだろ。

 その時はまた、彼らの日常と活躍にお付き合い戴けたら幸いです。

 それではー。

 

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駄菓子屋はじめました やす(山下泰昌) @yasumasa11

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