最終話 17と29


　押し付けられた服をまとった

　永遠の君は笑う、眩しい

　まだ君はなにもしらない

　とてもきれいだ

　セブンティーン。

　世界は君を中心に回ってる？


　17が終わる

　世界が近づいてくる、君はきっとこれから苦しいことが増える

　それでも。君は笑える？



　押し付けられたしごとのやま

　家に帰ってもおちつけてるかな

　まわりのことが嫌でも見えてくるから

　17歳が、永遠の昔のよう


　トゥエンティナイン。

　世界を回してる気持ちで生きてる。


　29になる

　世界とまじわっていく

　それはとても幸福で、不幸なこと

　きちんと、泣けるかな？


　17。29。あのころ。この時。はじまり。おわり。



　……



　そうして、あなたは29を終えた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

詩集・17と29 水乃 素直 @shinkulock

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

App Storeからカクヨムアプリをダウンロード

Google Playでカクヨムアプリを手に入れよう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ