第2話
あなたが意識的に私を避けようとしていることに気づいている。
まるで私を透明人間のように扱う。あくまでも「友達」に戻ろうと言ったそれは私から早く離れたいが為の無責任なものだった。
私はいつまでもあなたを嫌えません。
ほかの誰かにあなたの悪いところを教えてもらわないと、いつまでも好きだと思ってしまう。それくらいにはあなたのことを誠心誠意、愛していました。
あえて難しい言葉は使いません。きっと、まっすぐで、何のひねりのない言葉でも伝わるくらい、濁りのない愛だったと断言できます。
朝ごはんは食べていますか?最近はしっかり寝れていますか?
あなたが病気にでもなってしまえば、私はどうすればいいのでしょう。
医者になって、それで治してくれないかとあなたから頼まれればそうします。
一緒に死んでくれないかと頼まれたら、そうします。
あなたの前じゃ、私に自主性はありません。
だから私は従うままだった。
しかしそれでも、私はあなたの人生に関わりを持てた。きっとあなたは私を忘れることはできないでしょう。ありがとう。本当に、ありがとうございます。
そして、私はこれから先も、未来永劫あなたの言うことを信じます。
あなたがカラスは白いと言えば、私はカラスは白いのだと信じて生き続けます。
これは私の人生という大劇場で行われる、あなたの操り人形劇です。
すれ違った人の幸せなんて願えない みりん @noa_abc72712
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