ゆめ
ノムギは、毎晩フランスパンを抱き枕にして寝ている。
「香ばしくて寝られねえだろ」
「うっまが一斤、うっまが二斤と数えとったら、すぐ眠くなるぞ」
そこはヒツジじゃねえのか。
「どんだけパン好きなんだよ」
「私もサンドイッチ伯爵のような偉人になりたいと思っとる」
************
その日の夜、やたらとノムギが魘されていたので、翌日の朝どんな夢だったのか聞いてみた。
「ポンパドールにされたんじゃ」
パン屋じゃない方のな。
落穂拾い めぞうなぎ @mezounagi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。落穂拾いの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます