Ghostory

非リア充兼復讐の鬼

Death

カネや権力があれば無敵…と思っている。超おめでたい権力者や大富豪が少なくない。誰もが生まれ育つ世界、現実は生きている人間だけで構成されていない世界。







…コエーッッ。

図書館の中。そこでホラー小説を読んでいる美青年、小町証理は天涯孤独の一匹狼。男感のある美貌と中肉中背の体の持ち主で学生でもある証理はホラー小説好きの童貞。いたずらに霊を怖がる軽薄な若者の典型でもある証理は後日、病院の中でその目を見開いた。








…エ…。

その時、証理を驚かせた者は生気のない証理自身の体とそれに救命措置をしている医師達の姿だった。

「先生っバイタル戻りませんっっ」

「くそっ何でだっ…」

「先生っ…」

…オレ死ぬのか…。

部屋の隅。そこから自分の体とそれを蘇生させようとしている医師達の姿を目にし自分が死ぬ事を直感した証理は透明感がある色つきの人の姿をしている。

数十分前、不慮の事故に遭った証理はほどなくして自分の死亡宣告をする医師の姿を目にした。

「4時4分44秒…」

『ブッッ』

それから冗談のような時間に死んだ事を笑い始めた証理は病院でお迎えを待ち始めた。

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