山の怪異と電子空間が重なり合う新感覚SFホラー!!

SFと和風ファンタジーを融合させたバトルアクションストーリーです。

雨宮真樹士はヒトのヌシであり、雨宮向日葵はその妻である。九つの峰が連なる霊山には九つのヌシたちが鎮座し、新たなヒトのヌシとなったマキシは山全体をデジタルの管理下に置く。彼のもとに集う山臥たちはみな強化された防護スーツに身を包み、ヘッドセットを介して通信する。
ヒトのヌシが山に入ったとき起こる異変――湧き起こる怪異。謎の少女。蠢く生き物たち。失踪した銀行強盗。ハッカー同士の攻防。
電脳ネットワークによって網羅された霊山で、モノノケとサイバー戦士たちの死闘がいま幕を開ける……!

と、あらすじだけを書き出してみるとなんとも奇想天外ですが、物語はあくまで淡々と進んでいきます。ときにコミカルに、ときにハードボイルドに綴られる怪異譚の行く末や如何に。

山の澄んだ空気が肌に伝わってくるようなしっとりとした描写も味わいがあります。

おススメです!