この道

権藤彩夏
自殺予行練習を繰り返す中学3年女子生徒。一人引きこもっては予行練習を繰り返し、効果や方法、結果をノートにまとめている。一見普通の生徒で、不登校もなく友達もいる。事故死や人類滅亡、戦争などで死ぬことが嫌だから自分にとって一番いい死に方を研究し、予行練習を行うようになった。

佐藤裕介
彩夏の自殺予行練習のことを知るただ一人の人。彩夏と同じクラスで生徒副会長をしている。直接彩夏と関わることはないものの裕介自身は彩夏を全力で支えている（つもりでいる）。

長沢さん
近所に住む高校生。リストカットを繰り返している。自分はこの世界で皆から敬遠され、1人孤独であると思い込んでいる。オーバードーズに手を付けようとしたところに彩夏が遭遇し、初対面であるにもかかわらず彼女のことを愚か者呼ばわりされる。初めは愚か者さんと呼ばれていた。