家を得る ビニールシート

 雨風をしのいで体温を下げないというのは重要だ。

 エマージェンシーブランケットがあればそれで身を包むのがいい。

 ビニールシート、ブルーシート、レジャーシート。なんであれ、シートと紐、柱になるものがあれば簡易シェルターを作れる。

 紐を斜めに張って、シートを被せれば出来あがり。風で飛ばされないように紐にしっかり結ぶのが重要。

 シートにハトメがあればそこに。なければシートのはじっこに小石を包んでそこに紐をくくりつける。

 向きも大事。風下に出入口。風が吹き込んできたら寒い。

 シートに重石を乗せるのを忘れずに。


 こういったシェルターを作る場合、防寒目的であれば可能な限り壁と体の隙間を少なくすることが大切になってくる。もちろん断熱材としての空気は必要だけれども、それが大量になればなるほど、それを暖めるために体温も奪われる。首から下がギリギリ入るサイズ、というのが理想的なのかもしれない。

 でも酸欠には気をつけよう。


追記 2022/05/24

 季節、気温によっては結露の恐れがある。服が濡れるのは危険だ。寒いコンディションでは汗が湿度を上げて、ということは少ないだろうが吐いた息からの湿度上昇は無視できない。頭まで完全にエマージェンシーブランケットなどに包まれるのは避けた方が賢明だ。

 雨風をよけるシェルターとそれに結露するのは仕方ないとしても、体や衣服が濡れるのは可能な限り避けたい。寝袋、つまり体温維持のエマージェンシーブランケットと風雨避けのシェルターは個別に用意したほうが安全だろう。

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サバイバル基本の「き」 あのワタナベ @Howard_P

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