おまけ


__作品内で説明しきれなかった設定ウンタラカンタラを書き連ねる場所


「図書館」

 ダンジョンとモンスターの制作ツール。文字がプログラムであり、箱がメモリ・あるいはリソースの役割を果たす。使われた文字と箱は時間経過で少しずつ復活していく。


「螺旋階段のダンジョン」

 ゴキブリが残っていた箱の全てを使うことで作り上げた最後のダンジョン。ダンジョンが生成されるときに箱の内側にいた人間は相対的な距離を保ったまま位置を離されるが、このときの距離にy座標(高さ)は参照されないため、結果近くにいればいるほど距離が離される仕組みとなる。


「異世界」

 かつて誰かがゲームのような世界を作ろうして、そして失敗した後に残された異文明。ダンジョンはかつての文明の都市を図書館で変形させたものであり、先住人たちのほとんどはモンスターへと変えられた。


「魔王ゼクス」

 かつて図書館でモンスターへと変えられたとある霊能系異能者の成れの果て。キメラとして様々な人間と混ぜられたためにもはや個はない、悪意の塊。ダイトに封じられた異空間の中で図書館とゴキブリを見つけ、それらと共に次元の外から帰還した。


「ゴキブリ」

 本当にただのどうでもいい男。才能があったことだけは事実。ゼクスから伝えられた勇者のパーティの情報と図書館の性質を活かして全ての目標を達成したが、最後の最後に致命的なミスを犯して死亡した。


「勇者のゾンビ」

 勇者が生きたまま食われる痛みに耐え続けたことで生まれた最強のモンスター。ゴキブリが勇者の死体をモンスター化した時、キメラの内側に残っていた肉体ごとモンスターとなったことで仲間と一体化し、複数能力化したことでゴキブリの能力を無効化した。勇者がゴキブリの要求通りにイージスを使っていれば、生まれなかった存在。

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悪の転生 小村ユキチ @sitaukehokuro

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