おまけ:当作品で登場する路線の駅紹介

稗瀬橋ひえせばし環状線

別名・第二環状線。その名の通り環状線内で最大の規模を誇る稗瀬橋駅を起点とする環状線で、周辺住民たちの重要な生活の足となっている。他路線と直通運転を行う列車を除き、各駅停車のみ存在する。最も一日当たりの乗降客数が多いのは無論稗瀬橋駅で、父川ととがわ線との乗換駅となっている。この父川線を利用すればもう片方のターミナル駅・父川駅に行くことができ、そこから祭神線に乗り換えることができる。


→すなわち、「隣の変人さん。」と「サイハレ」の世界はつながっている。本文中にも祭神線「久義浜くぎはま駅」に舞たちが向かうシーンがある。


以下、各駅の紹介。稗瀬橋を起点に、時計回りで紹介する。


○稗瀬橋-ひえせばし

乗降客数が環状線内で最多で、近隣路線である祭神線の駅を入れても、父川駅に次いで第二位の乗降客数を誇る大ターミナル。駅に隣接して大きなショッピングモールがあり、環状線内の駅からわざわざここへ来て買い物をする客も多い。周辺の住所は「米瀬橋よねせばし」だが、米よりも稗を作っていた歴史の方が長いことから、駅名のみ稗の名が入った。ちなみにここで父川線に乗り換えて父川駅を目指した場合、これぞというほどの田園風景が続く。モデルは阪急神戸本線西宮北口駅と、隣接する阪急西宮ガーデンズ。


○友ヶ原-ともがはら


○東友ヶ原-ひがしともがはら

※友ヶ原から「時計回り」に一駅でこの駅ということから、祭神線はかなり南の方に存在することが分かる。


○九浜-くはま

※おそらく名前は九十九里浜から来ている。


○天氷公園-あまごおりこうえん

近くに付近では最大の規模を誇る、同名の総合公園がある。その昔この公園は別の標高が高い場所にあり、冬にはいつも霜ができていた様子から名付けられた。作者の前作「現世【うつしよ】の鎮魂歌」の裏ヒロイン・氷天の名前を引きずっている。


○鉄岬-くろがねみさき

今はないが製鉄所が近くにあり、そこで作られた鋼鉄を多く船で運んでいたことから名付けられた。そのこともあり環状線内では最も海抜の低い駅として知られており、台風や災害時には両隣の駅とともに閉鎖される。


○虹井-にじい


○金条-かなすじ


○稔前-みのまえ

彩の幼馴染がここにある稔前中学校出身であり、高校編ではその人物の登場が予定されていたが、高校編がそもそも中止になりました。ちなみに彩自身も、香ヶ丘に来る前はここにいました。


○蓼ノ宮-たでのみや


○香ヶ丘-かおるがおか

この物語「隣の変人さん。」の舞台はこの香ヶ丘。実は数年前の最初期の構想から、この香ヶ丘と稔前に関しては地名が決まっていました(あとの地名は今回連載するにあたって決めたものです)。一言に香ヶ丘、と言ってもその範囲は非常に広いです。主人公である舞たちが通うのは香ヶ丘中学校ですが、香ヶ丘西も、東も存在します。


○弟切川-なできりがわ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

隣の変人さん。 奈良ひさぎ @RyotoNara

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ