第3章 変身
母さん「あら、今日は休みだってのに早いのねぇ」
祐介「うん、ちょっとやる事があったからっと、出来た!」
母さん「あんたそれ、昔お父さんに買ってもらったクウゲの変身ベルトじゃない、懐かしいわねぇ〜でも何でそんな、おもちゃ弄ってるの?」
祐介「これはね〜じゃーん!ベルト部分を改造して大人でも着けれるようにしたんだ!」
母さん「ねぇあんたそれ着けて外出ないわよね...」
祐介「ハハハ!まっさかー」
テレビ「ニュースです!昨日から北町、北区周辺で現れた怪人は依然と人々を恐怖で震え上がらせています、警察が周辺の市民を避難させ、警察と怪人は対峙してるようですが、怪人の一方的な攻撃に警察官たちは身動きとれない状態です」
母さん「物騒な世の中って言うかSF映画みたいね、未だにあんな者がいるなんて信じられないわ」
祐介「でも、俺がなんとかするよ!」
母さん「ふふふっなーに言ってんだかこの子は、母さんパート言ってくるわね!」
祐介「テレビの情報は間違っていない俺も怪人の居場所は大体分かる、昨日の石の力だろう北町北区3丁目、いや今は4丁目に移動している、とにかくこれ以上犠牲者が増えないよう、悲しむ人がいないよう行かなくちゃ!」
祐介は自転車に乗り怪人の元へ急いだ
北町北区
バンッ!バンッ!バンッ!
警察官「くそ!全然効いていない!」
一条「やめておけ、銃弾の無駄だ!あいつらに銃を撃っても体内には入るがすぐに体外へ出てしまう!」
警察「じゃあいったいどうすればいいんですか!僕あんな怪物SF映画でしか見たことないですよ!」
一条「俺もだよ、警察官になって長いがあんなのが出てくるとは、だが我々は警察官だ!とにかく今は周辺の市民を出来るだけ遠くへ避難させることが一番だ!」
警察「はい!分かりました!」
一条「いざとなったらこの警棒ででも戦う!」
警察「そんな無茶な!銃が効かないからって直接殴るなんて危険ですよ!」
一条「馬鹿野郎!僅かな可能性があるならそれにすがる!いくら馬鹿だと思われてもな!俺たち警察官が無茶しなくては誰が無茶するんだ!!」
北区周辺
警察官A「いいか!俺たちの仕事はここから向こうに市民を通さない事だ!向こうでは一条さん達が怪人と戦っているからな!」
警察官B「でもわざわざ市民が危険な方に行きますかね、テレビやラジオを見ていない人とかですか?」
警察官A「いやその可能性は少ない情報発信が発達した今SNSやテレビ、ラジオではこの話題で持ちきりだ!勿論、朝刊にも載っている!だからこそ興味半分でくる奴らも多いだろう、それを止めるのも仕事の内さ」
警察官B「なるほど〜」
チリンチリン!!チリンチリン!!
祐介「お巡りさーーん!!!助けてください!!後ろから怪人が追いかけてきて....!!!」
警察官A「何だって!?怪人は一匹じゃなかったのか!君!今すぐ後ろに隠れなさい!!」
警察官B「うわああ!どうしましょ!僕たちで倒せますかね!?」
警察官A「分からんがやるしかない!!」
•••••••••••••••••••
警察官A「こないな...君!本当に見たのは怪人だったのかって!?いない!?
警察官B「ああ!!向こうの一条さん達がいる方へ向かっています!!」
北町北区
怪人「グア”ア”ア”ア”ア”!!」
一条「っく!!なんてパワーだ!まるで太刀打ち出来ん!!」
怪人は何台ものパトカーと警察官を負傷させた
一条「このままでは、やられるっ...!」
無線「一条さん大変です!そっちに高校生くらいの子供が自転車で行きました!!」
一条「な、なに!?」
チリンチリンチリンチリン!!!
祐介「怪人!!!こっちにこーい!!俺の方が美味いぞー!!!」
一条と怪人が対峙している後ろを祐介が通り過ぎた、それに釣られるかのように怪人も祐介の後ろを追って細い路地に走っていった
怪人「ウマイ...クウ...ニンゲン..クウ...ウマイニンゲン...クウ!!」
一条「ま、まずい!」
一条は二人の後を追った
祐介「ここなら誰も居ないし安全だろ...!」
怪人「ウマイニンゲン...クウ!!!」
祐介「よし!付いてきた!」
ふぅーーーーーーーー祐介は呼吸を整えた
祐介「怪人!!!俺は!!!ここでお前を倒す!!!お前は多くの人の命を奪ってきた!!!多くの人の悲しみを生んだ!!!そんなの!!神や仏が許しても!!!俺がゆるさない!!!!」
祐介Tシャツをめくると朝ベルト部分を改造したクウゲの変身ベルトが腰に巻かれてた、祐介はベルトに触れると
祐介「お父さん、クウゲ、俺に勇気を貸してくれ...!」
バッ!!洋服の擦れる音がする、祐介はクウゲの変身ポーズをとった、ベルトからはクウゲの変身待機音が流れている
一条「はぁはぁ!何だなにが起きている!?」
祐介「俺はもう二度と逃げない!!!俺はお前をぶっ倒す!!!!」
【変身!!!!!】
祐介がそう叫ぶとベルトのスイッチを押す
キュイン!キュイン!キュイン!!キュキュキュキュキュイーーン!!!!
変身ベルト音が響くと共に祐介はゼノスに変身する
祐介「俺の名前は仮面ヤイダーゼノス!!!覚えておけ!!!」
仮面ヤイダー ゼノス ラビト @Kuuga4
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