言えるのは、生きてる間だけなんだよ

幼い頃から本が唯一の友だちだった主人公。
幼稚園にはたまにしか行かず、その後も一応は行くものの、周りに心から溶け込むことはない。
今大人になって、ずっと自分を想ってくれていた人は……。

生きている間にしか、伝えられないことはたくさんあるのです。
物理的距離と三途の川の距離は、全くの別物で。

きゅっと心が締め付けられる、ショートストーリー。