クズには異世界など楽勝である

第1話 人生がつまらないから転生しました

突然だが俺は帰り道にトラックにひかられ死んでしまった。俺は佐上連。ただのクズである。他人からは怠惰で最低で面倒なクズらしい。紹介終わり。今、俺はあの世にいる。神様っぽいおじいさんがいる。手招きされ椅子に座った。佐上［えっと。神様ですか？］いきなり質問してみた。おじいさんは笑顔で神様［そうじゃよ。］と言った。佐上［これからどうすればいいですか？］すると神様は神様［簡単に言うと生き返ってもらう。ただしお主元の世界に戻りたくないじゃろう。］さすがは神様。解っておっしゃる。首を縦にふった。神様［正直者じゃの。実際生まれ変わっても魂のデータを消してリサイクルしてるだけじゃからの。性格なんて変わらないのじゃ。］［何だそのハイテクノロジーの塊は］と思った。神様［冗談じゃよ。三つのドアのどれでも抜ければ他の世界にいけるぞ。三つのドアはそれぞれ違う世界に行けるぞ。どんな世界かはお前次第ってことじゃよ。ただしドアを抜ければ戻ってはこれぬ。それぐらいは解るか。］どうせ前の世界はつまらなかったんだ。後悔はしないし退屈もしないだろうと直感でドアを抜けて走った。