よくある様々な凄い人からあいつは自分より凄いと言われるハーレム物
文章が読みやすく、話も安定した面白さ
ですが、内容とは直接関係ありませんが、
本作者の作品はほぼ完結しません。
勇者の先生とか、英雄を育てた人みたいな同系統を数多く書いている方のようですが、どれも書きっぱなしで気が付いたら別の作品が始まってます。
一つに集中して終わらせてもらえると読者としては嬉しいのですが...。
ですので、完結まで読みたい方にはお勧めできません。
書籍化して1,2巻を売っていくスタイルでしょうか...。
また、(一部)登場人物の感情表現を「♪」で表している点は苦手です。小説と言う媒体なので、心理描写、情景描写で表現してもらえると読みやすいです。
否定的なことも書いてしまいましたが、
王道展開好きですし、文章が読みやすいので1作品に集中して完結してもらえればありがたいです。
ストーリー:良
話のテンポ:良
・主人公やヒロイン達含めた登場人物達の顔や身体的特徴などの表現が少ないからでしょうか?
雰囲気は感じられるのに棒人形の顔部分に「主人公」や「ヒロイン1号」「敵役」みたいに描かれていてもあまり違和感を感じないくらいに顔が見えません。
・描写というか説明セリフを極力減らそうとなさっているのでしょうか?
主人公に近しい登場人物のほとんどが
「みなまで言うな。核心を突かなくとも全て理解している」
といったような物分りのいい人ばかり。なのでとてもわかりやすく
→主人公の理解者=味方
→主人公を理解しない者=敵
という図式ができあがります。そうするとどうなるか、、読者の理解を置いてけぼりにして作者様と登場人物がどんどんストーリーを進めていってしまう物語になります。
顔や身体的特徴の表現をもっと出せば魅力的(なハズの)登場人物が輝き出すのでは?と愚考します。大変失礼ながら現状ではただただ
→主人公が(雰囲気)カッコいい「だけ」の物語←
に見えてしまいました。
ご不快に思われましたら削除下さいませm(_ _)m
ティナ、エリー、リディヤ、リィネ、カレン、ステラ、フェリシア……
主人公のアレンを取り巻くヒロイン達がとにかく可愛いのです。
可愛さの逆無双!? これが、魅力その1。
主人公のアレンは、不遇な優等生。
彼は、ティナの家庭教師をはじめとして、徐々に王国での存在感を増してゆきます。
もちろん、平民の彼としては、公女なヒロイン達とのつながりのおかげもありはしますが、やっぱりその場その場で、一生懸命だったり、優しかったりする彼の人間性に負うところが多いのだと、私には思えました。
理由ある成り上がり!? これが、魅力その2。
魅力その3、その4と続けたいところですが、書きすぎかもなので、このあたりで。
後は、実際に読んで探してみてくださいね。
主人公に主体性があまりなくヒロイン勢の理不尽な行動や要求をだいたい受け入れており、描写内容もヒロインの行動が大半。話数に対して他キャラへの視点移動も多い。
それでいて、たまに主人公がなにかするときは思わせぶりにしたいのか含みを持たせて次回への一辺倒で情報の後出しも多く、一人称の割に読者と主人公の一体感、没入感がない。
理不尽なヒロインの扱い方は好みによるところもあるので一概には言えないが大半が同じように嫉妬して束縛してのパターンでかなり没個性。総じて構成には疑問大。
対してストーリーや設定は独創的でかなり秀逸。文章も他作品と比べて日本語的破綻があまりなく安心して読める。ダイジェスト的にサクサク読みたい人には向いているキャラと構成かもしれない。
とりあえず20話まで読んだ感想だが、20話までを一言で表すとしたら、
「ハーレム要素多めのラブコメ」と表すしかない。
現時点(2019/7/30)ではハーレムタグが未だ付いておらず、普通の作品かと思い、読んでみたが普通にハーレムで、何故ハーレムタグをつけないのか?と疑問に思うレベルだった。
ただ、その辺にある量産されまくった粗悪品ハーレムだったり、中学生の妄想ノートのような「見ていて真顔になってくる」ような作品ではなく、ラブコメのようにニヤニヤと見てしまう作品。
20話の時点でも設定もよく作られていると思うし、ストーリーもサクサク進んで読みやすい。
ハーレムや糖分過多でも全然良いよ!という方は是非一度読んでみては?