蘇軾「蝶戀花・春景」より超訳「インヴィジブル」
花褪殘紅青杏小(花は
燕子飛時、綠水人家繞(燕子の飛ぶ時、綠水の人家に
枝上柳綿吹又少(枝上の柳綿は吹きて又少なし)
天涯何處無芳草(天涯、
牆裏秋千牆外道(
牆外行人、牆裏佳人笑(牆外の行人、牆裏の佳人は笑う)
笑漸不聞聲漸悄(笑は
多情卻被無情惱(多情、
ほら、もうすっかり春だ 色あせた花のあとには青い果実
水辺の家に燕が来たよ くるくる飛んでいたよ
柳の花が風に舞い踊るよ ふわふわ旅立っていくよ
ほら、草の匂いのする春の丘は ここにあるんだ
ねえ、ブランコを漕ぐ君 僕は君の壁の外にいるんだろう
壁の中は見えないんだよ 笑い声だけ聞こえてきたよ
それもだんだん消えたよ 声すら聞こえなくなったよ
ねえ、近付いた分だけ余計に今 苦しくなったんだ
***
from 守城のタクティクス
【歌詞集】この胸の叫びは飼い慣らせないから 馳月基矢 @icycrescent
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